制度について知りたい
高齢者住宅や福祉施設には複雑な制度があります。
高齢者住宅は、図のように一般の住宅と医療福祉の中間に位置づけられます。居住者も元気な方から要介護の方まで幅広く対応しています。当社は市場や制度の動向をいち早くとらえ、お客様の事業にあった制度や企画をご提案します。
市場について知りたい
プロジェクトを成功に導くには市場調査が重要です。竹中では構想段階からお客様とともに市場調査を行い、サービスコンセプトの作りこみなど、初期段階からのサポートを行っています。実際に提案した例をご紹介します。
サービスコンセプトの提案
ターゲットとする一般居室と介護居室の入居者に応じたサービスコンセプトを提案。事業者と対話を重ねながら、コンセプトを具現化しました。
市場調査に基づく検討
周辺市場の価格帯をポジショニング分析することで、ターゲットとする価格領域を明確にし、居室タイプごとの月額費用を設定しました。
事業スキームを知りたい
様々な事業パターンから最適な事業スキームを提案します。
高齢者住宅事業では、運営を誰が行うかによって、様々な事業パターンがあります。
当社は最適な事業スキームを提案するとともに、運営事業者や土地情報の紹介などの事業アレンジも行います。
運営主体がどこまでリスクを負うかによって、様々な事業方式のパターンがあります。自営方式は、企業が自らの遊休地を活用しながら新しい事業を立ち上げる場合などで多く使われます。介護タイプではサブリース方式が多く、借地方式の場合もあります。運営事業者が土地を購入し、自営方式で事業を行うケースは、高級タイプ以外では少なくなっています。
事業採算性を検証したい
高齢者住宅での特徴的な事業方式として利用権方式があります。
当社は事業収支プログラム(POPCOM-SMX)を自社開発し、実際のプロジェクトでの提案実績や市場調査・分析をベースに、信頼性の高い事業収支目論見を提供いたします。
利用権方式とは
入居者は入居時に一時金を支払い、死亡時までの居住権を得ます。事業者は一定期間の償却期間を設け、入居者がこの期間内に退去した場合には、入居一時金から居住期間に応じた額を償却し、残額を返還します。
償却期間以降入居し続ける場合でも追加の費用は必要ありません。
償却期間は健常者向けは12~15年、要介護者向けは5,6年が一般的です。
事業収支プログラム POPCOM-SMX
事業収支プログラム POPCOM-SMXは、利用権方式に対応した事業収支試算プログラムです。簡易生命表などの統計を基に、入所者の入退去状況を推計し、入居金の償却や退去金を試算します。これをもとに試算することで、利用権事業の30年間にわたる長期の収支を検証することができます。