TOFT工法®は、液状化対象の軟弱地盤にセメント系固化材を混合して、強度が高く安定した改良体を地盤中に築きます。その改良体を平面的に格子状に連続した配置とし、地盤の全体的な強さを上昇させます。このため、地震時に地盤が激しく揺れても、格子状に配置された改良体により軟弱地盤の変形を抑止し、液状化発生を確実に防ぐことができます。
- 優れたソフト技術
液状化防止を実現する最適な設計技術を保有しています。
- 無騒音・無振動工法
騒音、振動が少ないため、市街地での施工や構造物に近接した施工が可能です。
- 優れた経済性
4軸の機械を利用することで、経済性および工期に優れた施工が可能です。
- 高い安全性
近年の大地震に対して確実に液状化を防止し、高い安全性が証明されています。
施工条件に合わせて2軸から4軸の撹拌軸を持つ施工機械を利用します。
個別要素法を用いた解析により、地震時のTOFTの効果を確認できます。
TOFTなしの場合は地盤全体にわたって過剰間隙水圧が上昇して液状化に至りますが、TOFTありの場合、格子に囲まれた地盤は液状化しないことがわかります。
1995年阪神大震災に遭遇した神戸市のホテルの基礎はTOFT工法®を採用しており、地震後の調査でも液状化の被害は確認されませんでした。
2011年東日本大震災で液状化が発生した千葉県浦安市や東京都内においても、TOFT工法®が採用された建物に液状化の被害は確認されませんでした。
1993年~2010年の間に全国で40件を超える適用実績があります。