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ソリューション

生物多様性保全計画技術

地域の自然資産や環境ポテンシャルを把握し、都市部でも多様な生きものとその恵み(生態系サービス)を身近に感じられるような自然共生型の緑地づくりや土地利用の計画を行います。

都市における生態系ネットワーク計画(生物多様性の評価)

生物多様性への配慮は、目標とする環境や生き物(目標種)を定めることから始まります。地域の地歴・自然環境調査や緑のネットワーク性の解析を行い、目標種にとってより良い生息環境になるよう、高木・低木・下草などを組み合わせた複層林を計画します。
ランドスケープデザインにおいては、そこで快適に過ごせることも重要です。周囲の街区との連携による街並みの連続性、夏場の緑陰や涼風を取り込みやすい計画・冬場のひだまりや防風対策など生き物と人が共存できる空間をつくります。

緑のネットワーク性解析の例

植裁計画図の例

名古屋 蝶の飛ぶまちプロジェクト

都市は、生物多様性の恵みによって成り立つと同時に、資源消費や土地利用を通じて生物多様性に影響を与えています。多様な生物と共生する都市環境づくりこそが、ひいては地球全体の持続可能性に貢献する。その考えのもと、竹中では、「名古屋蝶の飛ぶまちプロジェクト」を推進しています。これは、環境の豊かさの指標生物である蝶を対象とした調査・研究であり、都市生態系ネットワークづくりへの第一歩。すでに調査・研究エリア内では、多種類の蝶が確認されています。
 

名城公園と白川公園の間の約2kmの区域