商業施設

「信州の食文化と四季を楽しむ健康生活」を提供する複合店舗です。施設中心に大階段四季舞台を配置、来場者の体験を通じ自然の美しさを再発見する“きっかけ”を誘発する建築を目指しました。諏訪地域の一文化拠点機能を果たすため、四季舞台でイベントを積極的に開催しています。多くの蔵が残る歴史ある諏訪の街並みとの連続感を意識し、コンクリート打放し小庇と手仕事跡残るチャコールグレー熊手引き左官仕上げの外観としました。

琵琶湖岸に位置し、風景になじむ建物とするため、巨大な施設スケールを和らげる配置計画、色彩計画を行っています。地球環境に配慮し、屋上・壁面緑化、太陽光発電パネル、自然採光を採り入れ、氷蓄熱空調、照明やエスカレーター制御などの省エネ技術を導入し、ＣＡＳＢＥＥ－Ｓクラスの認証を取得しています。

外観は黒色花崗岩の抽象立体格子デザインで、その内側にガラス 更には木格子が仕込まれています。木格子は室内側に対して蔀戸となっており、蔀戸を開けると屋内から京の風景を一望出来ます。一方 内部は床を石主体として外部に見立て、内なる庭としてデザインしています。格子・蔀戸・石・塗壁といった伝統的要素とガラス・シースルーEV・LED照明等の現代要素を同在させ、古さと新しさを同時に持ち続ける建築を目指しました。

東京、表参道に”SWIRL“（回転する）というコンセプトで新たな商業空間を創り出すことにチャレンジしています。従来、箱物として整形に詰まれていた建物の階層を１層ごとに回転してずらしていくこと”SWIRL“で生みだされた余白のスペースを繋ぎ、外部に新たな動線を創り、来客者の回遊性を高めることを計画の主旨としています。来客者は各階でのシーンの移り変わりを楽しみながら、自然に建物を回遊すると同時に、外部へ開放されたテラスでのくつろぎの空間を享受することができます。

敷地は横浜駅北東口とみなとみらい地区の結節点にあり、運河沿いに建つ立地を考慮した本格的なオープンエアーモール型のＳＣとして計画されました。この施設のデザインコンセプトは「Cruise」。　曲線を多用した海辺の広場とそれを繋ぐ路地状の通路が、訪れる人々に「ゆとりの空間」を提供し、ストライプ状の白い外壁と外周のデッキや吹抜けで、「海・光・風」を感じながらショッピングや食事を楽しめる、他に類をみない革新的で魅力的な商業施設となっています。

イタリアのブランド「TOD'S」社の日本市場本格参入拠点となる旗艦店。表参道のシンボル・ケヤキを抽象化したコンクリートの構造フレームは、独特の物質感や力強さを表現しています。RCに象嵌された約270箇所のガラス開口は全て形状が異なり、内外仕上面と同面にサッシュレスで取付けられています。特異な形状の外壁を高い生産性・精度で施工するため、モックアップによる事前検証や特殊な工法・手順など様々な工夫を行いました。

「都会の真中でリフレッシュを楽しむ」をコンセプトに温浴・遊戯・商業の3要素で構成された複合商業施設です。都市公園との位置付けのなか広大な広場に緑と水を配し、都市の新たなランドマークとして色彩鮮やかな昼の顔・光り輝く夜の顔を創りました。建物は「水」を共通のデザインテーマに、都心型温浴施設の先駆けであるスパ・ラクーアと共に遊戯施設と建物が渾然一体ととなり、今までに無い魅力的な都心型エンターテーメント空間を創出しています。