大空間架構の夢をかなえるトータル施工システム-竹中移動架構工法-
Solution
大空間架構の夢をかなえるトータル施工システム
-竹中移動架構工法-
大空間構造物の施工性を飛躍的に向上させる
「竹中移動架構工法」

スタジアム・アリーナ・ドーム・多目的ホールなど大空間構造物の需要は増すばかりです。
これらの大架構の施工には、これまで大量のステージを架けて高所で組み立てる工法が採用されてきました。しかし近年では、熟練工が不足し、高所における安全性の確保や品質管理の厳しさが増すとともに、省資源・省仮設といった環境への配慮も求められます。
これらの課題を同時に解決し、生産性を向上させることができる技術として確立してきたのが「竹中移動架構工法」です。

トラベリング工法

大空間構造物の大架構組立で、組立用クレーンが全面をカバーできない場合、鉄道線路際でクレーン作業に制約がある場合、建物周辺の敷地に余裕がない場合などに、これら施工上の諸問題を解決する工法として採用されるのが「トラベリング工法」です。
東京オリンピックではバレーボール開催地となった有明アリーナの新築工事においては、総重量6,200トンの大屋根を、トラベリング工法にて施工しました。

有明アリーナ 大屋根トラベリング工事概要
有明アリーナ 大屋根トラベリング工事概要
有明アリーナ 大屋根トラベリング状況

曳家(ひきや)

2024年3月に竣工した「JPタワー大阪」。この1階には、歴史的建造物である旧大阪中央郵便局舎の正面玄関部分が保存された状態で設置されています。
18m×18m×18m、重量にして2,120トンの建物の移設に用いられたのが「曳家工法」です。
JPタワー大阪ではトランスポーターという多軸台車を使用した曳家を行いましたが、当社は大屋根のトラベリング工事と同様にジャッキとレールを用いた曳家工事も得意としており、多くの施工実績があります。

旧大阪中央郵便局舎 保存建物概要
旧大阪中央郵便局舎 保存建物概要
JPタワー大阪 旧大阪中央郵便局舎 曳家工事