-グローバルゲート-
複合開発プロジェクト
旧国鉄の貨物操車場跡地から、国際歓迎・交流拠点へと整備が進められた新しいまち「ささしまライブ24地区」。同地区の中核施設として、2007年に、名古屋市による土地区画整理事業の保留地処分の事業者募集コンペが行われ、当社はささしまライブ24特定目的会社とコンソーシアムを組成し、オフィス・ホテル・コンファレンス・商業の複合施設を提案しました。2008年1月当選後、都市再生特区や環境アセスメント等の行政協議、商業企画等のプロジェクトマネジメント業務を受託し、事業を全体的に支援しました。その間、リーマンショックや東日本大震災の影響により、何度も事業計画やコンセプトの練り直しを行い、構想から10年をかけて、事業の実現に貢献しました。
「都市と自然の融合」により、新たな価値を創造
同地区は、名古屋駅前から1㎞離れた、都心でもなく、郊外でもない「準都心立地」です。駅前に集積する都市機能との差異化を図るべく、同地区の広大な敷地、公園や運河等といった立地資源を活用し、都市的体験と自然環境が融合した新しいまち「グリーンスタイル」をコンセプトに掲げて、3つの「グリーン」を具現化しました。
①グリーンプレイス
オープンエアプラザ、屋上庭園、ケヤキストリートなど、施設全体で四季の移ろいが感じられる立体的な緑空間を創出
②グリーンショップス
自然や健康志向のライフスタイルショップ、地産地消やオーガニック等の飲食・物販、コト体験消費型の業態を集積
③グリーンコミュニティ
食育体験農園や二十四節気の環境教育など、参加・体験・交流プログラムの導入
「ローカルファースト」を目指したテナントリーシング
テナントリーシングでは、「ローカルファースト」の概念を掲げ、地元の食材やプロダクトを扱うショップ、地元オーナーシェフのレストラン、東海4県(愛知・三重・岐阜・静岡)の非チェーン店舗を集めることで、地域の魅力発信や誇りと愛着につながる商業テナント構成を目指しました。現地に3年間常駐し、テナント誘致に貢献しました。
建物名称 | グローバルゲート |
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事業主体 | ささしまライブ24特定目的会社 |
所在地 | 名古屋市中村区平池町4丁目 |
都市計画 | 都市再生特別地区(500%→790%) |
設計 | 株式会社竹中工務店 |
施工 | 株式会社竹中工務店 |
工期 | 2014年10月~2017年4月 |
面積 | 敷地面積 17,267㎡、延床面積 157,000㎡ |
構造・規模 | S・SRC造 (ウエストタワー)地下2階・地上36階・高さ169m (イーストタワー)地下2階・地上18階・高さ90m |
建物用途 | オフィス、ホテル、コンファレンスセンター、商業施設 |