アトリエでの経験を糧に、
チャレンジングな作品づくりをリードする

堀江 渉|建築設計(大学院建築学専攻修了)

1997

大学院修了

2007

入社

アトリエ事務所勤務を経て竹中工務店に入社し、現在は設計のグループリーダーという立場です。

  • ・10年間のアトリエ系設計事務所勤務で、建築を設計する一通りの経験を積みました。入社当初は、小規模プロジェクトを一人で担当し、大組織に戸惑いながらも、担当者の裁量が大きい当社の社風に次第に慣れ、様々な分野やテーマに挑戦してきました。グループリーダーとなってからは、チャレンジの範囲をさらに広げて、グループみんなで作品づくりをすることを目標にしています。

2013-2016

キユーピー神戸工場

エンジニアリングが特に重要となる、工場や研究所の建物を多く手掛けてきました。

  • ・工場や研究所は、モノづくりが主役の空間。お客様がそこで生産するモノ(製品)や技術が世の中の人に喜ばれることが目的です。最終的にお客様のお客様である消費者のニーズにこたえることを目指して、お客様とともにモノづくり・コトづくりをしている楽しさが醍醐味の一つです。

  • ・キユーピー神戸工場では“100年後も新しい工場”をテーマとし、建築的な最新技術の導入や効率的な建築計画はもとより、生産ラインや物流の効率化等、工場のあるべき姿を一から探しました。
  • ・一例として、“おいしさ・やさしさ・ユニークさをもって世界の食と健康に貢献する“という企業理念を工場見学に訪れた人にも共有していただきたいという思いから、”楽しくワクワクする試み”を建築に盛り込みました。
  • ・『野菜の色をイメージした外観のバルコニー達は、実は工場のほぼ全ての排気口になっています』と見学に来た子供たちに話すと、『あそこで息をしているのか!』と喜んでくれたりします。そうした姿に接すると、感慨深いものがあります。

2017-2019

シスメックス
テクノパーク
イーストサイト

最新作のシスメックス テクノパーク イーストサイトでは、ワークプレイスにも取り組みました。

  • ・シスメックスでは、規模も大きく設計のスピード感も求められたため、お客様を含む社内外の関係者が同じ方向を向いてプロジェクトを進めていくことに重点をおいて取り組みました。新しい拠点で多様な働き方を模索した、ワークプレイスの創出もその一つです。この建築で働く人々も多部門にわたり、沢山の社員の皆様の様々な意見を一つにまとめることは本当に大変でした。とはいえ、ニーズを集約・分析し、一つ一つ最適解を積み上げることは、工場の設計もワークプレイス構築も同じであり、複数人からなる設計チームを取りまとめながら、一人だけでは実現できない魅力の数々を、作品に込めることができたと思います。

2019 -

(仮称)
神戸須磨シーワールド

今後もエンジニアリングに深く関わる建築やデザインに関わり続けていきたいと考えています。

  • ・当社にはさまざまな分野の優秀なエンジニアがたくさん活躍しています。彼らの知見を集約し作品として開花させるのは、設計者である私のミッションだと考えています。
  • ・現在進行中のプロジェクトは、昔から市民に愛されてきた水族館の建替え計画です。通常のビルディングタイプに加え、生物の命を育む「水」をつくるエンジニアリングや、来場者に楽しんでいただく様々なコンテンツ制作など、多くの設計者や技術者の叡智を結集して新しい魅力にあふれる施設になる予定です。
  • ・みんながワクワクする魅力を生み出し、訪れる人々にたくさんの価値を提供できる設計者として、この先も建築に関わり続けていきたいです。

※ 画像は完成イメージです