多様な設計経験を活かし、建築と人の豊かな関係をつくる

石黒紘介|建築設計 (大学院工学研究科建築学修了)

2009

入社・新社員研修

2010

名古屋支店設計部配属

入社5年目で耐火木造の新築プロジェクトを担当し、ゼロから建築を生み出すことに魅了されました。

  • ・入社後しばらくは先輩の指導のもと様々なプロジェクトの一部分を担当したり、改修工事の設計を担当しましたが、5年目で初めて新築を最初から担当しました。
  • ・耐火木造という特殊な設計条件で、初めて経験することが多く、設計部の先輩や社内関係者、お客様、協力会社などに教わることばかりで、周りの人に助けられて竣工まで辿りつきました。
  • ・建築をゼロから考えて完成させるまで、想像をはるかに超える苦労を体験しながらも、建築を生み出す喜びを知りました。

2013 - 2016

ATグループ本社 北館・南館

2015 - 2018

常葉大学
静岡草薙キャンパス

ATグループ本社の監理期間中に常葉大学静岡草薙キャンパスの設計がスタートしました。

  • ・4,000人の学生が学ぶ新キャンパスの計画です。設計担当の3人が同年代だったため意思疎通がスムーズで、非常に短い設計期間でしたが、楽しんでやり遂げることができました。
  • ・地域にキャンパスを開き、屋外に学びの場を展開し、学生が活き活きと活動できる場をつくることができました。

ATグループ本社 北館・南館(写真:車田保)

常葉大学 静岡草薙キャンパス(写真:株式会社エスエス名古屋)

2018 - 2020

トヨタ紡織グローバル本社

プロジェクトリーダーとしてトヨタ紡織グローバル本社で多様な設計要素を統合することに挑戦しました。

  • ・これまではチーム設計で先輩に教わる立場でしたが、このプロジェクトからは自分がチーム最年長として担当。プロジェクトリーダーとして社内外の窓口を担いました。
  • ・ランドスケープ、ファブリック、照明、環境など建築とその周縁を構成する要素を統合し企業のアイデンティティとして表現したオフィスとなりました。

(写真:ナカサアンドパートナーズ)

2020 - 2021

竹中工務店
名古屋機材センター

竹中工務店名古屋機材センターでは、材料がもつ素地の魅力を突き詰めました。

(写真:田中克昌)

  • ・建設⼯事に使⽤する建設機械や電気機器の整備⼯場です。本プロジェクトでもリーダーとして、鉄骨架構の表現を突き詰め、素地の美しさを追求し、協業する若手メンバーと設計施工ならではのつくり方を追求しました。

 

総合建設業だからこそ得られる豊かな経験があります。

  • ・紹介したプロジェクト4件の設計経験は、いずれも総合建設業ならではのものです。大規模プロジェクトでも若手のうちから主体的に担当でき、新工法への挑戦、異分野とのコラボレーション、施工者との協働などの経験を通したものです。とくに「モノ」として建築を突き詰めることにおいて恵まれた環境と感じます。
  • ・昨今は、PFI事業、公共工事のデザインビルドプロジェクトなどで、公共施設の設計に携われる機会も多くなっています。「モノ」としての質の高さを追求することに加えて、公共施設のように広く開かれた建築の設計を通じ、そこで生まれる建築と人の豊かな関係をつくっていきたいです。