建築設計と協業し、洗練された豊かな空間づくりを目指す

光永麻衣子|インテリアデザイン(大学院自然科学研究科都市環境システム学専攻修了)

2007

入社・新社員研修

2008

東京本店 設計部配属

建築設計とインテリアが同じ部内で協業できるのが魅力です。

  • ・子どもの頃からものづくりが好きで、平面よりも立体、アート作品よりも与条件に対するデザインに興味を抱き、美術大学に進みインテリアや建築のデザインを学びました。大学院では都市計画の中での賑わいの創出という視点からデザインを学び、現在の仕事につながっています。
  • ・多くの総合建設会社では、インテリア部門を別会社化していますが、当社は設計部の中にインテリア部門があったことが入社の決め手です。インテリア部門で、建築設計と協業しながら内装や家具、アート、サインに至るまで一貫したデザインができること、またホテルや学校、病院など恒久的な施設設計に携わることが多いため、長く作品が残ることに魅力を感じています。

2008 - 2011

シェラトン
グランドホテル広島

さまざまなお客様を想定したホテル設計の基本を学びました。

  • ・1年間の新社員研修を経てインテリア部門に配属後、最初に担当したのはシェラトングランドホテル広島です。非日常的で豊かな空間を提供するパブリックスペースや、さまざまなお客様を想定した客室の設え方など、ホテル設計の基本を学ぶよい機会に恵まれました。
  • ・館内のサインを一式担当し、承認を得るために上海までプレゼンテーションに行ったことが当時の印象的な記憶として残っています。

2011 - 2012

ベルジュ三田

建築主の要望を施工につなぐ一連の流れを経験しました。

  • ・ジョブローテーションで設計部の集合住宅チームに異動し、高級賃貸住宅を担当しました。
  • ・途中段階からプロジェクトに加わりましたが、建築主へさまざまなプレゼンテーションを主体的に行い、建築主の要望を伺いながら承認された内容を製作図に反映、作業所とともにチェックを重ねて施工へつなげる一連の流れを経験した作品です。

2012 - 2014

Mercedes me Tokyo

その場所で生まれるストーリーを想像しながらデザインしました。

  • ・「メルセデスの世界観を発信し体感する場」を求められたショールームで、思い描いたコンセプトとデザインが形となっていく面白さを体感した作品です。
  • ・中でもバーカウンターは外部の柱から内部のバーカウンターへ帯状の照明をつなげることでインパクトを与え、カウンター内部には車のエンジン部品や歯車などのパーツが光によって表れる仕掛けをデザインしました。その場に座ったお客様がカウンターに映し出されるシルエットに興味を持ち、スタッフとの会話が生まれるきっかけをつくりたいと思い提案したデザインです。

2013 - 2014

明星大学図書館改修

本棚をモチーフに大学の内外にアピールする空間をつくりました。

  • ・シェークスピアの戯曲集初版本「ファースト・フォリオ」、「解体新書」などたくさんの貴重書を保管する収蔵庫を含む図書館の改修です。
  • ・エントランスから続く壁は、たくさんの本が収蔵されている様子をグラフィカルにデザインに展開し、空間を通して大学内外に大学の歴史や所有する貴重書をアピールすることを目指しました。

2016 - 2018

産休・育休

2018 - 2021

AXIA TOWER3
(インドネシア)

リモートワークで現地作業所とコミュケーションを密にとり、より質の高いものを目指しました。

  • ・出産後1年半の育児休業を経て設計部に復職し、初めて海外物件を担当しました。
    設計を進める上で、日本とインドネシアの施工・製作技術の違いを常に考慮する必要がありました。日本での常識が当てはまらない中で、より優れたものを完成させたいという思いを作業所と共有し、内装から家具まで一貫してプロジェクトを進めることができました。
  • ・新型コロナウィルスの影響で残念ながら一度も現地に行くことはできませんでしたが、リモートワークの発展によって、現地とのコミュニケーションも密にとれ、仕事と育児がうまく両立できました。

2021 -

現在

仕事と育児、ライフスタイルに合わせて両方の時間を大切にしていきたいです。

  • ・現在は箱根ラグジュアリーホテルのロビーやレストランなどパブリックエリアを担当しています。初めての海外デザイナーとの協業で、安全性やメンテナンス性などを考慮しながら日本仕様に置換える検討、具体化するための設計を行っています。デザイナーの発想や感性を吸収しながら今後プロジェクトを進めることが楽しみです。
  • ・一方、仕事と育児を両立するために、それぞれの効率をいかに高めるかを日々模索しています。子供の成長に合わせて常に変化するライフスタイルと仕事のバランスをうまくとりながら、次の子育て世代がより働きやすい環境づくりに貢献していくことが今後の目標です。