Volunteer 石巻市子どもセンター
復興の風景をつくる木造の子どもセンター
石巻の復興に向けた新しい拠り所として、中心市街地商店街を敷地に計画された子どもセンターです。子ども支援専門の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」が子どもセンターを建設し、被災地の自治体に寄付をするという事業の中で、その施設デザインを地元の子どもたちがすることになりました。子どもたちのデザインをサポートするボランティア建築士を探しているというお話を聞き、竹中工務店大阪本店設計部の有志が手を挙げました。1年半にわたるワークショップで子供たちが描いた「ゆったり広場」を中心とする「夢のまちプラン」をもとに、子どもセンターの全体構想を固めていきました。東北の木材を使用し、子どもたちの想いを最大限取り入れオープンした子どもセンターは、施設そのものが、子どもたち自身による石巻のまちへの激励メッセージとなっています。
福田久展
齋藤華織
髙橋達夫