

本物の中部体験によるおもてなし
インテリアデザイン|ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋
FEATURES01
中部の中心に建つ、中部を代表するビルディング
ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 名古屋は、愛知県名古屋市の栄地区に建替えられた「中⽇ビル」に⼊居するホテルです。
1966年に開館した旧中⽇ビルは、最先端のビルとして半世紀余り名古屋のランドマークとして皆に愛されていました。新中⽇ビルの計画は当時のビルの信念を受け継ぎ、想いのバトンを繋ぐところからからスタートしました。その役割と賑わいを再⽣・継承し、次の⼀世紀もランドマークであり続けることを願い2024年にオープンしました。
旧中⽇ビル
新中⽇ビル
FEATURES02
外資系ホテルとは⼀線を画した、⽇本のおもてなし
「チュウブを旅する唯一無二の時間」、本当の⽇本を識る旅の提供こそが、外資系ホテルにはない⽇本のおもてなしであると考えました。⼀歩⾜を踏み⼊れた瞬間から、内装や家具、調度品から植栽まで、⽬に留まるもの全てが中部地⽅全域と繋がっています。中部の作家・名⼯・職⼈によって誂えられた空間を通して、ゲストは戦国時代から現代までつづく中部のものづくりの技術を⾝近に感じることができます。
中部の地形を模したウエルカムビオトープ
実際に使⽤している中部の材料を集めたギャラリー
空間を区切り、体験を連続させる“つなぎの間”
シークレット茶室
三重檜の格⼦と挾⼟秀平⽒による左官アート
FEATURES03
中部の職⼈との対話、そこから⽣まれるものづくり
中部⼗県に点在する様々なものづくりの現場を訪ね歩き、それぞれのプロフェッショナルとデザイナーが何度も対話を重ねながら、今回のホテルのための「特別なお誂え」を⽤意し、「ものづくりのものがたり」を空間全体で表現しました。置物だけでなく、⾦属や和紙、⽊材、⽯材、家具、器に⾄るまで、中部のものづくりによって構成することで、ホテル内に “中部を旅する時間” を創り出しています。
⼿すき和紙(千⽥崇統⽒)
左官アートの⼟と原画(挾⼟秀平⽒)
扉に塗り込む伊勢藍
欅の⼀枚板カウンター製作
旧中⽇劇場で使⽤されていた⽊の無垢材
採⽯場にて菰野⽯の選定
家具として再⽣させた中部産の古材
御⼭杉のウッドスピーカー(横濱⾦平⽒)
FEATURES04
中部を体験できる、旅の⽬的地となりえるホテル
共⽤部から客室に至るまでのすべてを、中部を体験できるコンテンツとしてデザインしました。特に、全246室の半数を占める最もスタンダードなタイプに中部の魅⼒を詰め込みました。コンセプチュアルなプランニングを追求し、各所に仕掛けを仕込むことで28㎡以上の広がりと楽しみを実現しています。
最上階はプレミアムフロアとし、56㎡のプレミアムツインとスイート4室を設定しています。
各タイプごとに異なる中部の魅⼒を設定し、広さだけにとどまらない中部ならではの宿泊体験を提供します。
プレミアムツイン
メゾネットスイート上階
スイート
メゾネットスイート下階
ロビー階である24階にはシグネチャーレストランとしての “中国飯店 春秋” と “中国飯店 BAR 蒼” を有し、7階にはオールデイダイニング “THE 7th TERRACE” と “鮨 銀座おのでら 名古屋店” を備えています。
テナントに至るまでのすべてを「中部を体験できるコンテンツとして提供する」という⼀貫したデザインコンセプトでまとめることで、ここにしかない「体感できるホテル」が完成しました。
久屋⼤通公園を⾒渡す⽇本最⼤級のテラス席:サッシをフルオープンにすることで内と外が⼀体となる
中部の建材と技術でまとめあげた鮨店舗
名古屋の街とつながるシグネチャーレストラン
絶景と音を楽しむサウナ
尾鷲産のヒノキを用いたサウナでは、熊野でフィールドレコーディングした音楽と名古屋市の夜景を楽しめる特別な時間を過ごすことができます。中部地域を感じながら癒され、感動し、そしてワクワクする……。そんな空間をホテル全体に散りばめることで、宿泊機能を超越した旅の⽬的地となり得るホテルを創り上げました。
黒柳 亮
柳澤 隆
長谷川 裕馬
馮 植
冨田 茉理奈