交流を促す「空が⾒える教室」

FOREST GATEWAY CHUO

中央⼤学多摩キャンパスに建つ、全学部が利⽤可能な学部共通棟である。⾃然豊かな外部環境と堅牢な既存キャンパスを踏襲しながらも、豊かな外部環境が内部まで連続し、そこでの活動がキャンパス全体に発信できるような建築を⽬指した。具体的には、ビスタ(⾒通した景⾊)となる既存キャンパス軸線上に透明なアトリウムを計画し、アトリウム内部に天井の無い空が⾒える教室を離散的に配置した。アトリウムに⾄る動線と講義・演習室、背景の⾃然が空間的に連動し、⾃然環境と⼀体化した「安⼼して学べる場」をつくり込み、アトリウムという⼀義的な空間を「空が⾒える教室」を配置することで活性化した。これにより、様々なアクティビティを喚起する、新しい教育・交流空間の在り⽅を創出している。

Information

所在地
東京都⼋王⼦市東中野742-1
建築主
学校法⼈ 中央⼤学
主要用途
⼤学
工期
2019年12⽉〜2021年2⽉
敷地面積
217,725.77㎡
建築面積
2,039.17㎡
延床面積
14,704.43㎡
階数
地上6階
主構造
鉄⾻造、⼀部⽊造
受賞
⽇本空間デザイン賞2022 ⼊選
ウッドデザイン賞2022 受賞
第55回SDA賞2021 ⼊選
照明施設賞2022 東京⽀部審査員特別賞
⽇本建築学会 作品選集2022
雑誌掲載
GA Japan 2021 170号
新建築 2021年6⽉号
建築技術 2021年11⽉号
⽇経アーキテクチュア 特別版2022 May
BE建築設備 847号
鉄鋼技術 2022年7⽉号

⾦井 謙介

⽵尾 昌

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