亜寒帯気候における現代のバナキュラー

北海道地区FMセンター

亜寒帯気候における非住宅木造のプロトタイプを目指したオフィスである。内部に微気候空間を作り出す温熱入れ子構成を半透明のファサードで包み込み、新しい中間領域(亜寒帯の縁側)を創出している。更に一般流通木材(120角)を用いたダブルティンバー構造を開発することで道産木を100%使用したローカルファブリケーションを可能とし、北海道の森林とまちをつなぐ循環への貢献を図っている。

配置図・平面図

断面図・環境コンセプトダイアグラム

Information

所在地
北海道札幌市中央区南20条西9-1-26
建築主
株式会社竹中工務店
主要用途
事務所
工期
2021年4月~2021年11月
敷地面積
1897.41㎡
建築面積
480.45㎡
延床面積
856.46㎡
階数
地上2階
主構造
木造
ランドスケープデザイン
株式会社 やまチ
受賞
2022年 日経ニューオフィス賞 北海道ブロック奨励賞
2022年 グッドデザイン賞
2022年 日本空間デザイン賞 サステナブル空間賞
2022年 JID AWARD インテリアスペース部門賞
2022年 日本建築家協会優秀建築選100選
2022年 World Architecture Festival and awards_ショートリスト
2023年 照明普及賞
2023年 日本建築士会連合会賞 優秀賞
2023年 日事連建築賞 優秀賞
2023年 ウッドデザイン賞 国土交通大臣賞
2023年 JIA環境建築賞 入選
2023年 省エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞
2023年 北海道省エネルギー・新エネルギー促進大賞 奨励賞
2024年 日本建築学会 作品選集
雑誌掲載
日経アーキテクチュア 2021年9月
新建築 2022年10月
ディテール 2023年4月

本井 和彦
(建築設計)

垣田 淳
(建築設計)

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