素地の美しさを追求して⼯場をつくる
名古屋機材センター
建設⼯事に使⽤する建設機械や電気機器の整備⼯場。構成要素同⼠の関係を再構築することで新たな建築表現を⽬指し、鉄⾻架構が外壁や屋根よりも外部側に表出する構成としている。⼀般的な設計では意識することがない数多くの部材(プレートやボルトなど)が表現としても性能としても課題となったため、設計初期から鉄⾻ファブリケーターとチームを組み、製作図レベルの精度の⾼い鉄⾻3次元モデルをベースに設計を進めた。建築設計者が描くスケッチに込められた意思が「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」という無限に複製可能で、誰でもどこでも⾒られるものとして製作者や施⼯者に共有される。それにより、当初意図した鉄⾻架構の純粋無垢で⼒強い印象に加えて、丁寧で繊細な架構の表現を実現した。
Information
- 所在地
- 愛知県江南市和⽥町中島124-3
- 建築主
- ⽵中⼯務店
- 主要用途
- 機械整備⼯場
- 工期
- 2020年8⽉〜2021年3⽉(8ヵ⽉)
- 敷地面積
- 8,965.99㎡
- 建築面積
- 2,107.14㎡
- 延床面積
- 1,910.39㎡
- 階数
- 地上1階
- 主構造
- 鉄⾻造
- 雑誌掲載
- GA Japan 2022 176号
⻑⾕川 寛
⽯⿊ 紘介
⼭⽥ 基裕
鈴⽊ 浩章