都市木造のモデルを創出

大阪木材仲買会館

大阪木材仲買協同組合の会館の建て替え計画。「木をふんだんに使用した、木の殿堂として社会へアピールできる建築」が求められた。これに対し、木の表情があふれる3層式の耐火集成材(燃エンウッド)を採用するとともに、一般的に懸念されるメンテナンス性や防災への対応を行うことで不燃処理等を施さない生の木材をふんだんに使用し、都市密集地域において、「コンクリートと鉄の街」を「木の森」に変えるビルディングモデルを追求した。

1階平面兼配置図

建て方

 

耐火集成材の柱断面

Information

所在地
大阪府大阪市西区南堀江4-18-10
建築主
大阪木材仲買協同組合
主要用途
事務所
工期
2012年7月~2013年3月
敷地面積
1,226.40㎡
建築面積
453.27㎡
延床面積
1,032.19㎡
階数
地上3階
主構造
木造+鉄筋コンクリート造、
一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
受賞
第56回(2015年度)BCS賞
2015年度 日本建築学会作品選集新人賞
平成26年度 日事連建築賞 一般部門 国土交通大臣賞
2014年度 JIA環境建築賞 公共建築賞 特別賞
第16回 公共建築賞 優秀賞
インテリアプランニングアワード2014 優秀賞
2013年度 グッドデザイン賞
第17回 木材活用コンクール 最優秀賞 国土交通大臣賞
第26回 日経ニューオフィス賞 日経ニューオフィス推進賞・近畿ニューオフィス推進賞
第13回 環境・設備デザイン賞 入賞
第34回 大阪まちなみ賞 審査員特別賞
IIDA Japan Chapter FutureArc Green Leadership Award
THE INTERNATIONAL ARCHITECTURE AWARDS 2014
雑誌掲載
新建築 2013.6
作品選集 2015
日経アーキテクチュア 2013.6.10
ディテール No.198
ディテール 2018.2(別冊)  

白波瀬智幸

興津俊宏

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