「知の交流」を誘発する
立体的なワークプレイス

サントリーワールドリサーチセンター

社内外の「知の交流」により未来価値を創造することを目指し、既存拠点の機能を集約した研究拠点である。外周にはバリアを設けず「外知」の交流を誘導する四季折々のオープンランドスケープを計画し、外装は「よい水(研究)はよい土(環境)から」の理念になぞらえ、地層のように重なる水・緑・土をコンセプトに構成した。内部には、研究者間の接点を増やすオープンラボを設け、ずれながら積層されたオープンエリアにテラスやボイドを挿入して、発散・集中を促す流動的で心地よいワークプレイスを創出した。

アクソノメトリック図

L字型のクローズドエリア(ラボ)を回転させながら
積み上げ、間に生まれる斜めに抜けた空間に立体的なオープンエリア(執務室)を構成した。
L字型のクローズドエリア(ラボ)を回転させながら積み上げ、間に生まれる斜めに抜けた空間に立体的なオープンエリア(執務室)を構成した。

断面図

Information

所在地
京都府相楽郡精華町精華台8-1-1
建築主
サントリーホールディングス
主要用途
研究所
工期
2014年5月~2015年4月
敷地面積
49,150.58㎡
建築面積
7,905.57㎡
延床面積
23,332.83㎡(付属棟含)
階数
地上4階、搭屋1階
主構造
鉄骨造
アーティスト
石塚源太
アート
プロデュース
TAKプロパティ
受賞
平成28年度 日本建築士会連合会賞(会員作品展) 優秀賞
第4回 インテリアプランニングアワード2016 優秀賞
第29回 日経ニューオフィス賞
平成27年 照明普及賞 優秀施設賞
雑誌掲載
新建築 2015.10 
作品選集 2017

小幡 剛也

大平 卓磨

佐藤 達保

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