広場としてのテレビ局

読売テレビ新社屋

大阪京橋のOBP(大阪ビジネスパーク)地区に建つテレビ局の新社屋。
街に開かれたテレビ局を目指し、1・2階には来街者が自由に立ち寄れる屋外ピロティと円形ロビーを設けている。放送局機能は3階以上に配置し、低層部では街区と川が持つ2軸に合わせて最大平面を確保、高層部を街区から45度振れた軸上に配して大阪城に正対させた。低層部から高層部へ軸の切り替わる場所には屋上庭園を設けて、大阪城公園の広大な緑地と視覚的に繋げている。内部は、外周に必要諸室を配置して中央を吹き抜けとし、ガラス天井を介してエントランスロビーに繋げることで、コミュニケーションを誘発する新社屋の幹となることを意図した。

3つの都市軸による建築構成

断面イメージ

Information

所在地
大阪市中央区城見1丁目
建築主
讀賣テレビ放送株式会社
主要用途
テレビスタジオ
工期
2016年11月~ 2019年1月
敷地面積
12,495.90㎡
建築面積
6,976.39㎡
延床面積
51,193.54㎡
階数
地下1階、地上17階
主構造
鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
受賞
第33回日経ニューオフィス賞ニューオフィス推進賞
2019年照明普及賞
令和元年度おおさか環境にやさしい建築賞大阪市長賞
令和元年度おおさかストップ温暖化賞特別賞
雑誌掲載
新建築 2020.06
新建築別冊 TAKENAKA DESIGN WORKS
建築と社会 2019.11

須賀 定邦

桑原 悠樹

川村 明寛

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