木材の利用や流通を通じたまちづくり、コミュニティづくり

「森林グランドサイクル®」 の構築にむけて

木のイノベーションにより、森林資源が建設市場で活用されることで、より活発な経済と資源の循環が期待できます。林産県を中心にこの循環が起こることで、地方都市やまちに、よりサステナブルな都市構造への再編を促します。木の利用の場が拡大することによって木材需要が創起され、林業の復活とそれによる森林再生、そしてその先は富と資源の循環につながるのです。
当社は、森林資源と地域経済の持続可能な好循環を「森林グランドサイクル®」と名付け、その構築に向けて、林業事業者・各自治体など各方面のステークホルダーとの連携を進めています。

森林グランドサイクル概念図

森林グランドサイクル概念図

木のイノベーション

森林資源の新しい活用方法を生み出すことで、多くの森林資源をまちに取り入れることができます。行政や研究機関、教育機関、企業など様々な分野のステークホルダーが連携して技術開発を進めることが重要です。

木のまちづくり

住宅や商業施設やオフィスビルを木造で建てる、木質化する、木の家具をつくる、森の食材を使うなど、様々な用途に森林資源をふんだんに活用し、木が持つ特徴を暮らしに取り入れることで、魅力ある元気なまちがつくられます。

森の産業創出

木のまちづくりを通じて、木や森に興味を持つ人が増えることで、森に関する新たな産業が生み出されます。新たな産業が生まれることで、森を訪れ、森に関わる人が増え、森への経済効果が大きくなります。

持続可能な森づくり

森に関わる人や森に入る資金が増えることで、森を手入れし守る山主や林業経営者の活動が支援されます。その結果、経済的にも自立し、環境配慮が行き届いた持続可能な森がつくられ、SDGsの達成にも大きく貢献します。

「キノマチプロジェクト」をスタート

キノマチプロジェクトは、まちと森がいかしあう関係が成立した地域社会『キノマチ』を実現するために、まちづくり・森づくりのプレイヤーたちが、共に学び、共に行動を起こしていく活動体です。
木材を中心とした森林資源をまちで多く活用することで、木をめぐる社会問題を解決する足がかりとなることを目指します。
業界・専門分野を越えて多くのステークホルダーが集い、木材を活用して、まち・産業・エネルギーなどの持続可能性に寄与するとともに、SDGs(国連で採択された持続可能な開発目標)の推進にも大きな役割を果たしていきます。

森林グランドサイクルが目指すキノマチのイメージ

森林グランドサイクルが目指すキノマチのイメージ

『キノマチプロジェクト』

設立:2019年6月
構成:株式会社竹中工務店、一般社団法人Deep Japan Lab、NPO法人グリーンズ、ココホレジャパン株式会社
主な活動内容:
・『キノマチ会議』の企画、運営
・『キノマチウェブ』の編集、配信
・『キノマチプロジェクトfacebook』『キノマチウェブ編集部Twitter』の配信
・『木のまちづくりハンドブック』の出版、WEB配信

木のまちづくりから未来のヒントを見つけるマガジン「キノマチウェブ」

キノマチウェブは、キノマチプロジェクトのメディアの一つ。木にかかわる産業の川上・川中・川下をつなぎ、木をきっかけに新たなコミュニケーションをつくり出すウェブサイトです。
木造・木質建築に興味のあるひと、これから建てようとしているひと、そして、木や森のことが気になっているひととあなたをつなぎます。

キノマチウェブへ
  • 外部サイトへリンクします。