建築文化を発信する季刊広報誌 [approach] がメセナアワード2016「優秀賞 建築文化接近賞」を受賞

2016年10月27日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)が建築文化全般にかかわる幅広い情報発信を目的として1964年(昭和39年)に創刊した季刊広報誌 [approach] (アプローチ)が、公益社団法人企業メセナ協議会が主催するメセナアワード2016において、「優秀賞 建築文化接近賞」を受賞しました。

  1. 詳しくは企業メセナ協議会HPをご参照ください。
    https://www.mecenat.or.jp/ja/award/

メセナアワードではこれまで、2008年に当社が運営支援する公益財団法人竹中大工道具館が「伝統技能継承賞」を、2014年には同じく当社が運営支援する公益財団法人ギャラリーエークワッドが「メセナ大賞」を受賞しています。

優秀賞の「評価ポイント」について

[approach] は2014年に民間組織が取り組むメセナ活動として、企業メセナ協議会より「This is MECENAT」に認定されています。今回の受賞は、1964年の発刊以来、建築を軸足に、周辺の事象を明瞭に描き出す視点を持ち続けていること、その視点を企業広報誌というメディアでありながら、クオリティの高いコンテンツで維持・継続していることが評価されての受賞となりました。

[approach] について

[approach] は1964年の創刊以来、「建築は人々の暮らしや歴史、文化、芸術などを切り離しては成り立たない」という編集方針を根幹に、国内・海外を問わずテーマを広くデザインから建築・都市に求め、常に時代を先取りした内容で構成する当社の季刊誌です。創刊50周年を迎えた2013年春号から誌面をリニューアルし、WEB版(日本語・英語)をスタートさせ、より多くの方が閲覧できるようにしました。

葵・フーバー氏による表紙

葵・フーバー氏による表紙

[approach] の概要

構成
  1. 表紙(葵・フーバー氏)
  2. 巻頭エッセイ(阿川佐和子氏)
  3. 特集(建築・デザインはじめ国内外の歴史や文化・自然・環境・教育など広範なテーマ)
  4. TAKENAKA TOPICS(竹中工務店の作品を7-8件紹介)
  5. 巻末ページ(竹中工務店の最新技術およびイベント紹介など)
発行時期 3月・6月・9月・12月(季刊)
判型 変形レターサイズ
発行者 株式会社竹中工務店
発行部数 11,000部
略史・背景 企業広報誌発行全盛期の先駆けとして、故 竹中錬一(当時社長)が発案し、編集は瀬底恒氏、アートディレクション田中一光氏、巻頭写真に石元泰博氏など錚々たる方々を迎え1964年創刊。
以来、時代が移り変わるなか、“不易流行”“不変のフィロソフィー”“高質なコンテンツとデザインの持続”の精神を継承しながら、約半世紀にわたり発行を重ねてきました。
これからも[approach] は、普遍的な価値を追求し、社会へメッセージを発信し続けます。
主な受賞歴 1965年 全国PR誌コンクール最優秀賞
1967年 ADC賞銅賞、全国ポスター・カタログ展優秀賞
1969年 I.C.I.E.最優秀賞
1982年 全国PR誌コンクール高水準持続賞
     ほか国内外多数受賞
  1. メセナアワードについて
    企業メセナ協議会は、企業によるメセナの充実と社会からの関心を高めることを目的に、1991年「メセナ大賞」(2003年より「メセナ アワード」に改称)を創設しました。以来、前年度に実施されたメセナ(芸術・文化振興による豊かな社会創造)活動を自薦・他薦で毎春公募し、2014年までに、全国各地の優れたメセナ活動186件を表彰してきました。
    2014年3月、時代とともに多彩さを増す企業メセナを広く周知するため、協議会設立25周年の節目をとらえて、メセナ認定「This is MECENAT」を設置しました。これを機に、「This is MECENAT」と、毎年優れたメセナ活動7件を表彰する「メセナアワード」は、連動して運営をしています。