「竹中優良職長制度」の対象を全職種に拡大
2017年2月17日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:宮下正裕)は、作業所での安全・品質の確保および生産性の向上、若手技能者の育成と技術の伝承を目的に2012年にスタートした「竹中優良職長制度」の対象を2017年度より全職種に拡大して運用していきます。
今般の職種拡大では、登録基幹技能者※の設定がある職種においては、従来の建築系24職種に加えて、設備系3職種(電工、衛生工、空調工)を追加します。また、登録基幹技能者の設定がない職種においては、作業所長2名の推薦および調達本部長の承認をもって「竹中優良職長制度」の対象とします。
- ※登録基幹技能者:
熟達した作業能力と豊富な知識を持つとともに、現場をまとめ、効率的に作業を進めるためのマネジメント能力に優れた技能者で、専門工事業団体の資格認定を受けた者をいう。
現状 | 拡大後 | |
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対 象 職 種 |
登録基幹技能者の設定がある建築系24職種 (型枠大工、弋工、土工、鉄筋工、圧接工、防水工、石工、タイル工、板金工、左官工、サッシ・カーテンウォール工、塗装工、外壁仕上工、内装仕上工、基礎工、掘削工、コンクリート圧送工、プレキャスト・コンクリート工、れんが工、ブロック工、建築大工、ガラス工、運動施設工、造園工) |
全職種
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「竹中優良職長制度」は、2012年に対象を5職種として、120名を「マイスター資格」に認定しスタートしました。その後、建築系24職種を対象職種に拡大し、これまでに、「マイスター資格」を237名、「シニアマイスター資格」を60名認定しています。2016年には、登録基幹技能者資格を保有していなくても、認定が可能な「ジュニアマイスター資格」を新設,※し、これまでに69名を認定しています。
また当社は、「竹中優良職長制度」制定以前の1991年より、優良な職長の厚遇を目的に、単年度ごとの貢献に応じて報奨を行う「職長報奨制度」の運用を継続しています。「職長報奨制度」は、将来の竹中優良職長候補者の選抜、および竹中優良職長制度の補完を目的として位置付け、報奨の対象人数を年間60名から100名程度に拡大して運用を継続していきます。
- ※参考:
「竹中優良職長制度」に関しての過去のリリース(2016年1月22日)
「竹中優良職長制度」を拡充し「ジュニアマイスター」を新設
―報奨金はシニアマイスター4,000円/日、マイスター2,500円/日に増額―
https://www.takenaka.co.jp/news/2016/01/01/index.html