顔認証システムを装備したノートパソコンを2018年より標準配備~利便性の向上とセキュリティの確保の両立を図り、生産性向上を目指す~
2017年11月14日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:宮下正裕)は、2018年1月より全社のパソコン約9,000台を順次ノートパソコンにリプレースすると同時に、ログイン時の認証システムに「顔認証」を採用します。これにより、「竹中スマートワーク」※として推進してきた、タブレット端末によるワークスタイル変革に加え、パソコンのモバイル利用環境を強化し、更なる利便性の向上とセキュリティ確保の両立を図ります。
- ※「竹中スマートワーク」
2014年4月より、タブレット・スマートフォンのモバイル端末を、お客様対応の最前線を担う営業・設計・生産・FM部門を中心に配備し、情報通信技術(ICT)を駆使したお客様ニーズへの素早くかつ的確な対応と生産性の向上を目指したもの。
「竹中スマートワーク」の推進
当社では、情報通信技術を駆使した「竹中スマートワーク」の一環として、2014年4月より約7,000台のタブレット(iPad)を配備し、お客様ニーズへの素早く的確な対応と生産性の向上を図ってきました。今般、CAD・BIM利用や資料の作成・編集等、新たなモバイル対応ニーズが拡大しているため、2018年のWindows10へのOS移行にあわせて、顔認証システムを搭載したノートパソコンを標準配備することで、場所を選ばずに業務ができるようになります。
「顔認証システム」でセキュリティ強化
今回、導入する顔認証システムは、パソコンに内蔵されたカメラで取得した顔の画像と、あらかじめ登録されているデータを照合することで、本人を高い精度で確認することができます。これにより、これまで採用してきたICカード認証では起こりえたカード忘れや紛失のリスクを排除するなどセキュリティを一層強化するとともに、カードの抜き差しの手間やノートパソコン利用時のカードリーダー持ち歩きの不便さを大きく改善します。更に、事業所外へ持ち出すノートパソコンには、パソコン内のデータを遠隔消去できる機能を搭載し、どこにいても安全に業務ができるようにして、セキュリティと利便性の両立を実現します。
顔認証システムについて
導入システムは、NECの顔認証技術「NeoFace」を採用した二要素認証システム「SmartOn ID」(ソリトンシステムズ社製)。
今後の展開
タブレット端末活用による「竹中スマートワーク」の開始以来、当社では生産性向上に向けて、さまざまな取り組みを進めています。今後は更に、業務アプリケーション利用時の認証やビル入退館など、さまざまなシーンへの顔認証システム適用を検討するとともに、生産性向上に向けた情報活用の環境整備を進め、「竹中スマートワーク」を進化させ、お客様のニーズに素早く、的確に対応していきます。