短時間で組立解体可能な簡易型ハウス「エアーQ」を開発
2018年4月6日
株式会社竹中工務店
株式会社竹中工務店(社長:宮下正裕)は、株式会社アクティオ(本社:東京都千代田区、社長:小沼直人)と共同で建設技能労働者の休憩所として少人数かつ短時間で組立解体が可能な簡易型ハウス「エアーQ」を開発しました。
年々夏の暑さが厳しさを増す中で、作業所においても建設技能労働者に対する熱中症対策が重要となっており、生産性を低下させず、かつ暑さから身を守る休憩所を作業場所の近くに設ける必要があります。現状では、小さなコンテナハウスや鋼管などの仮設材料を利用して簡易の休憩所を設置し、施工段階に応じて上階へ移設しています。移設のためには労務工数もかかり、揚重機が必要となる場合もあることから、必要な場所にタイムリーに休憩所を設けることが難しく、作業環境を改善するための施策が求められていました。
「エアーQ(ハウスサイズ長さ約2m×幅約2.4m×高さ約2.3m)」は、付属のブロアーで空気を注入することで仕様の大きさに膨らみます。組立は、2人で約3分程度と短時間での組立が可能で、2連、3連と連結することにより多人数での休憩場所が確保できます。側面にスポットクーラ―用の孔を設けており、内部を涼しく保ちます。また、折り畳み時の重量は28kgとコンパクトにまとまり、1人でも容易に持ち運べ、移設に時間がかかりません。
今後、レンタル及び販売は株式会社アクティオが担当し、当社と共同で開発した「エアーQ」の普及展開を図り、建設技能労働者の作業環境の改善に努めていくだけでなく、省人化に寄与する商品の開発を継続していきます。