人と人との交流を深め、最適な環境を選択できるオフィスを実現~「東京本店イノベーション改修」を実施~

2018年12月6日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)は、新たな価値創造と生産性向上を目指して、このたび当社東京本店(東京本店社屋:東京都江東区、2004年竣工)のリニューアル工事「東京本店イノベーション改修」を実施しました。
今回の改修は、「お客様に最高のサービスを提供するACTIVE BASE CAMP」の3つの重点テーマ、①いきいきと働くことができる環境(人が繋がる、知識が繋がる)、②健康に働く仕掛け(しなやかな人材をはぐくむ)、③オープンイノベーション(ブランディング・プレゼンスを向上する)をもとに、新たな価値創造・生産性向上達成を目的として実施したものです。
「人と人との交流を深める」ために、コミュニケーション活性化を目指し、中央の吹抜け階段脇に「図書」、「BIM」、「緑」など特性の異なるラウンジ・スタジオの設置、1階にはオープンイノベーションスペース「Wi2※(ワイ・スクエア)」、「食堂・カフェ」の整備を行いました。その他、ダイバーシティに対応した「祈祷室」や「誰でもトイレ」を新設しました。
また、「最適な環境を選択できる」フロア計画を実現するため、コミュニケーションゾーンと執務環境をオープン化し緩やかにつないだ「執務エリア」を設置しました。更に、窓際には、ワークスタイルに併せた「少人数会議エリア」を設けています。
当改修は、当社の各拠点で進めている施設整備の一環となります。ここでの実績・効果をさらに定量的・定性的に検証し、お客様の課題解決に貢献していきます。

  • 商標登録出願済

「東京本店イノベーション改修」の内容

  1. いきいきと働くことができる環境(人が繋がる、知識が繋がる)
    中央の吹抜階段を中心に、3つのラウンジ(緑・図書・BIM)を新たに配し、ワーカーの流動性を高めています。ABW(Activity Based Working)を導入するとともに、「こもれるリフレッシュエリア」、「集中ワークエリア」などを設け、仕事の内容に合わせて「最適な環境を選択できる」フロア計画としました。加えて50%の書類削減を行い、ペーパレスワークスタイルを目指すとともに、オフィスコンシェルジュの登用によりコア業務に集中できる仕組み作りも行いました。
ABWを導入したワークプレイス

ABWを導入したワークプレイス

図書・マテリアルをテーマとしたラウンジ・IZUMI

図書・マテリアルをテーマとしたラウンジ・IZUMI

  1. 健康に働く仕掛け(しなやかな人材をはぐくむ)
    従来取り組んでいる「健築®」の取り組みをベースに、空気・水・食物・光・フィットネス・快適性・心の7つの観点から食堂や喫煙所等を整備し、2019年秋のWELL認証取得を目指しています。
    また、ダイバーシティに対応するため、「祈祷室」や「誰でもトイレ」を新設しました。
メニューの見直しを行った食堂 壁面緑化、中庭との一体利用の促進

メニューの見直しを行った食堂 壁面緑化、中庭との一体利用の促進

竹林内に設けた喫煙所

竹林内に設けた喫煙所

  1. オープンイノベーション(ブランディング・プレゼンスを向上する)
    最新情報を発信する展示ラウンジと、お客様・ベンチャー企業・大学などと協業する共創エリア「Wi2(ワイスクエア)」を設け、当社が取り組んでいるオープンイノベーションの場を提供しています。
共創スペースWi2(ワイスクエア)
共創スペースWi2(ワイスクエア)

ご参考(東京本店社屋について)

2004年に竣工した東京本店社屋は、お客様とともに環境と調和する空間創造を行うことを目指した取組み「サステナブル・ワークス®」を実践するために、「環境負荷の低減」、「高感度・高品質なワークプレイスの構築」、「建築・構造・設備の高いレベルでの整合」の3つをテーマに種々の技術を統合し、感性に訴えかける建築を目指しました。
また、東日本大震災を契機にさらなる省エネ改修を実施し、2012年にはエネルギー使用量60パーセント削減を実現しています。

「東京本店イノベーション改修」概要

建築主 (株)竹中工務店 建築面積 5,937.82m2
建築地 東京都江東区新砂1-1-1 延床面積 29,781.25m2
構造 鉄骨造 設計・施工 (株)竹中工務店
規模 地上7階、塔屋1階 工期 2018.4~2018.11
緑をテーマとしたワークラウンジKOMOREBI
緑をテーマとしたワークラウンジKOMOREBI