米国製コンクリート分配機「ラインドラゴン」を改良・導入し床コンクリート打設作業の省力化・省人化を実現
2019年9月10日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)は、床コンクリート打設作業において、米国製のコンクリート分配機「ラインドラゴン」を改良し、省力化・省人化を実現しました。
従来、床コンクリート打設作業のうち、コンクリート分配作業は、ポンプ車からの配管をポンプ工が人力で移動させることにより配管の配置調整を行っていましたが、コンクリートが管内に充填され重くなっている配管を牽引する作業は非常に重労働で、多くの人手がかかっていました。
そこで当該作業の生産性向上を目的として、米国製のコンクリート分配機「ラインドラゴン」を、国内の作業所での使用を考慮し、各種資材の軽量化、ブームの小型化等、日本仕様に改良し導入しました。
当該機械は、配管の筒先でコンクリートを分配する「プレーサー」と、後方で配管の配置調整を行う「ドラガー」の2台1セットで運用しており、どちらも各々のリモコン操作にて移動を行うことができます。これにより従来、ポンプ工が3人以上で行っていた作業を2人で行うことが可能となりました。また経験の浅い作業員でも操作が出来るため、熟練技能者不足にも有効な機械となります。
当該機械を株式会社アクティオ(本社:東京都中央区、社長:小沼直人)にて複数台保有し、既に運用を開始しております。今後は全国の作業所に積極的に展開を図ってまいります。
仕様
重量 | プレーサー | 495㎏ |
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ドラガー | 443㎏ | |
全幅 | 1046㎜ | |
全長 | 1765㎜ | |
全高 | 1154㎜ | |
総全長(ブーム込み) | 2886㎜ | |
動力 | ガソリン |