シンガポールのチャンギ国際空港第2ターミナル拡張工事を新たに受注

2020年1月21日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、チャンギ国際空港グループ(Changi Airport Group)より、チャンギ国際空港第2ターミナルの拡張工事を入札の結果、新たに受注しました。竣工は、2024年頃を予定しています。

当社では開港時より第1ターミナルの新築施工に携わってきたほか、これまでチャンギ国際空港における新築・増改修に関わる数多くの実績を積み重ねております(※)。新たに第2ターミナル拡張工事を受注できたことは、これまでの同空港での実績ならびに海外での数多くの空港工事における施工実績が評価されたものと考えております。
第2ターミナル拡張工事も、これまで当社が担当してきた同空港の増改修工事と同様に、工事中も空港は稼働し続けるため、建築主を始めるとする関係者との連携を近密に図り、第2ターミナルの利用客への影響を最小限に抑えつつ大規模な更新工事を進めます。 

チャンギ国際空港第2ターミナル及び拡張工事の概要

チャンギ国際空港の第2ターミナルは、1991年に開港しました。当社は2006年の大規模改修工事に続いて、第2ターミナルの大型プロジェクトを担当します。
今回の第2ターミナルの拡張工事においては、利用可能人数を増やすために、出発・到着ロビーの配置替えや手荷物受取場、トランジットホールの改修に加えて、自動チェックイン・手荷物預入機の配置を更新します。そのほか、手荷物2,300個分の保管・収容力のある全自動EBS(Early Baggage Storage、早期預け荷物保管)システムの導入等を行います。

完成予想パース

出発ロビー
出発ロビー
IMAGE:CHANGI AIRPORT GROUP
ダイニングガーデン(レストランエリア)
ダイニングガーデン(レストランエリア)
IMAGE:CHANGI AIRPORT GROUP
手荷物受取場
手荷物受取場
IMAGE:CHANGI AIRPORT GROUP

工事概要

工事名称 チャンギ国際空港第2ターミナル拡張工事
Changi Airport Terminal 2 Expansion Works
建築地 シンガポールチャンギ国際空港第2ターミナル
Changi Airport Terminal 2
建築主 チャンギエアポートグループ
Changi Airport Group(CAG)
設計 JH Boiffils (内装設計コンサルタント)
RSP Architects Planners & Engineers (Pte) Ltd(計画設計・構造設計)
J Roger Preston (Singapore) Pte Ltd(設備設計)
施工 竹中工務店
工期 2019年11月~2024年

  1. (※)当社のチャンギ国際空港における過去の実績
竣工年 プロジェクト名
1981年 チャンギ国際空港第1ターミナル新築工事
1989年 チャンギ国際空港第2ターミナル駐車場棟新築工事
1994年 チャンギ国際空港第1ターミナル改修工事
1998年 チャンギ国際空港コントロールタワー改修工事
2000年 チャンギ国際空港第1ターミナル増築工事
2006年 チャンギ国際空港第2ターミナルの大規模改修工事
2012年 チャンギ国際空港第1ターミナルの大規模増改修工事
2013年 チャンギ国際空港第2ターミナル改修工事
2017年 チャンギ国際空港第4ターミナル新築工事
2019年 チャンギ国際空港第1ターミナル拡張工事