長野県塩尻市と竹中工務店 事業創出へ向け連携協定を締結 森林グランドサイクルの創出による地域課題の解決を目指す

2020年1月27日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、長野県塩尻市(市長:小口利幸 以下、塩尻市)と森林グランドサイクル®に関する取り組みを、緊密に連携しながら、互いの資源を有効活用し協働により推進することで、持続可能な社会づくりや地域課題の解決に寄与・貢献することを目的とした、「連携協定」を2020年1月25日付けで締結しました。

  • 森林グランドサイクル:森林とまちをつなぎ、森林資源の循環と木材を活用した地域経済の循環を構築すること。当社の登録商標。
  1. (1)森林資源を活用した地域活性化や関係人口の増加等に関すること
  2. (2)環境教育や啓発等に関すること
  3. (3)歴史的建物資源や文化資源の活用等に関すること
  4. (4)木質バイオマス発電やエネルギーの地産地消等に関すること
  5. (5)前各号に掲げるもののほか、森林グランドサイクルの推進に関すること等

当社は今回の協定締結を踏まえ、木材の活用をより一層推進し、森林資源の循環と地域経済の循環を構築するとともに、連携事項の実現に向け、新規事業の創出も視野に協働を推進していきます。
なお、本連携協定の締結は、2019年4月1日に締結した島根県雲南市、2019年11月14日に締結した埼玉県比企郡小川町との「連携協定」に続き、当社が「まちづくり総合エンジニアリング企業」を目指す中での取り組みのひとつになります。

地域連携協定締結式(塩尻市市民交流センターにて)
地域連携協定締結式(塩尻市市民交流センターにて)

塩尻市と連携した今後の具体的な取組み

木造・木質のまちづくりを切り拓くために、塩尻市とともに、「森林グランドサイクル」事業の創出を目指します。

  1. 1.木材関連事業:信州Fパワープロジェクト※と連携し、都市空間を木造・木質化していくための新しい木材・製品等供給体制の構築
  2. 2.バイオマス・地域電力事業:信州Fパワープロジェクトと連携した小規模分散型バイオマス事業の展開
  3. 3.歴史的建物活用まちづくり事業:重要伝統的建造物群保存地区の空き家等を活用した観光施策の実施