段差・障害物検知機能を備えた次世代高所作業車「建トゥン(ケントゥン)」を開発
2020年3月19日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)は朝日機材株式会社(本社:東京都墨田区、社長:大隅一暢)、株式会社レンタルのニッケン(本社:東京都千代田区、社長:南岡正剛)と共同で、建設工事における高所作業の生産性向上策として、作業床を上昇させたまま作業所で安全に走行できる高所作業車「建トゥン」(特許出願済み)を開発しました。
高所作業車を移動させる際、段差や障害物の状況が日々変わる作業所内では、安全のために必ず作業床を最下部まで下げる必要があるため、上げ下げする時間や手間が掛かっていました。開発した次世代高所作業車「建トゥン」は、±25mmの段差を検知できる前後段差検知機能、衝突ダンパーにより15mmの変異を検知する前後障害物検知機能を新たに設け、異常を検知すると動作停止や警報鳴動などの機能が働くため、作業床を上げたままでも安全に走行が可能です。また上部での挟まれ事故防止策として、作業床四隅に設けたリミットスイッチによる上部障害物検知機能も設けました。
建設労働者不足が課題となっている中、天井内での材料取付作業、耐火被覆作業等、高所作業での生産性向上が図れます。当社では今後、この「建トゥン」を全国の作業所に積極的に適用、展開を進めていく予定です。なお、高所作業車の製造は、北越工業株式会社(本社:新潟県燕市、社長:寺尾正義)が担当します。
仕様
本体 | 全長 1,790mm 全幅 750mm 全高 1,840mm |
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車両重量 | 800kg |
作業床最大地上高さ | 4,500mm |
最大積載荷重 | 200kg |
乗車人数 | 1名 |
安全装置 | 前後段差検知 前後障害物検知 上部障害物検知 |
その他 | 上部レーザーポインター (作業床四隅、上昇位置決め用) |