天井内設備材料の取付作業をアシストする専用機械
「アップロー+(プラス)」を開発
2020年11月6日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)は、株式会社カナモト(本社:北海道札幌市、社長:金本哲男)、朝日機材株式会社(本社:東京都墨田区、社長:伊藤雅哉)、株式会社相互(本社:大阪市西区、社長:小田切和起)とで、主に天井内設備材料の取付作業において、施工性および安全性の向上を目的としたアシスト機械「アップロー+(プラス)」(※1)(特許出願済み)を共同開発しました。
配管やダクトなどの天井内設備材料を床面にて機械(フォーク)上に設置、高所へ安全に揚重し天井内設備材料の取付作業をアシストする専用機械「アップロー」(※2:2019年8月1日リリース)は、最大揚重高さが4.2mでしたが、工場や物流倉庫、大型商業施設といった建物用途の作業所では、階高の高い場所での作業ニーズも多く、今回、最大6.0mの高さまで揚重可能なアシスト機械「アップロー+(プラス)」を開発しました。
「アップロー+(プラス)」では、フォーク部の長さを材料の長さに合わせ850mmと1,200mmの2種類を選択可能になっただけでなく、材料を上げた状態で±50mmの微調整可能な専用可動フォークを新たに開発しました。また荷役部が傾けられる仕様となっており、本体の全高を2,675㎜(作業時)から1,890㎜(格納・移動時)に変形させることでコンパクト化を実現し、輸送時や室内の移動もスムーズに行えます。
現在、従来のアップローと共に関係レンタル会社よりレンタルを開始しています。
- ※1「アップロー+(プラス)」は株式会社カナモトより商標登録出願済み。(「アップロー」は、株式会社カナモトの登録商標です。)
- ※2(関連ページ)リリース:天井内設備材料の取付作業をアシストする専用機械「アップロー」を開発(2019年8月1日)
仕様一覧
本体寸法 ※()内は運搬時寸法 |
全長2,574(1,940)㎜ 全幅1,030㎜ 全高2,675(1,890)㎜ |
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最大荷重 | 350kg(850mmフォークの場合) 200kg(1,200mmフォークの場合) |
本体重量 | 850kg |
フォーク長さ | 850mm、1,200mm(選択可) |
フォーク間隔 | 1,000~1,500mm |
安全装置 | 緊急停止スイッチ 過荷重リミット水準器 上昇時移動停止リミット 材料ズレ止めストッパー |
その他 | 上部位置決め用レーザーポインター 材料中心位置確認用レーザーポインター |