2050年カーボンニュートラル実現に向け、CO2削減長期目標を改定
2021年03月01日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)は、脱炭素社会の実現に貢献するため、CO2削減長期目標を改定しました。これに伴い、「企業行動規範」、「環境方針」、「環境コンセプト」も改定し、脱炭素社会の実現に向けて取り組みを加速させます。
当社は2010年にエネルギー削減目標を設定し、ゼロエネルギービル(ZEB)の実現に取り組んできました。2019年12月には、パリ協定の目標達成への動きが世界で加速していることなどを受け、事業活動全体を包含したCO2削減の長期目標を設定しました。
今回、その長期目標を見直し、2050年に80%削減としていた目標を、2050年までに100%削減と改定しました。
CO2削減長期目標(2021年3月1日改定)
オフィスからのCO2排出量(スコープ1,2) 2030年までに▲30% 2050年までに▲100%
作業所からのCO2排出量(スコープ1,2) 2030年までに▲30% 2050年までに▲100%
当社設計建物の運用時CO2排出量 2030年までに▲40% 2050年までに▲100%
スコープ1~3全体のCO2排出量 2030年までに▲35% 2050年までに▲100%
(基準年:2018年)
政府の環境政策の大きな転換などを受けて、2050年にカーボンニュートラルを目指してより高い目標に改定することで、竹中グループが一丸となり、事業活動にかかわる全てのCO2排出量を削減すべく取り組みを加速させていきます。
- ※スコープ1 燃料の燃焼など、直接排出
スコープ2 電力・熱などの使用に伴う間接排出
スコープ3 設計した建物の運用時を含む、スコープ1、2以外の間接排出
「企業行動規範」、「環境方針」、「環境コンセプト」の改定(2021年3月1日)
改定前 | 改定後 | |
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企業行動規範 第6条 6-1 6-3 |
6-1 低炭素社会に向けた環境建築の創出、環境性能向上、環境負荷低減を推進する。 6-3 生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用のための取組みを推進する。 |
6-1 脱炭素社会に向けた環境建築の創出、環境性能向上、環境負荷低減を推進する。 6-3 自然共生社会に向けた生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用のための取組みを推進する。 |
環境方針 活動指針1 | 活動指針 1.自然共生社会、低炭素社会、資源循環社会の実現に向けた活動を積極的に推進する |
活動指針 1.脱炭素社会、資源循環社会、自然共生社会の実現に向けた活動を積極的に推進する |
環境コンセプト | 人の感性や創造性を高め、自然を活かし、ネット・ゼロエネルギービルからカーボンニュートラルな都市への実現を目指す | 人の感性や創造性を高め、自然を活かし、ライフサイクルCO2ゼロからカーボンニュートラルな社会の実現を目指す |
- 参考:
当社は、本年1月にTCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)の提言への賛同を表明しました。既に、気候変動に関連する事業への影響(リスクと機会)の分析を始め、事業計画に反映しています。 また、本年2月には、当社のサプライチェーン全体を対象とした温室効果ガス削減の取り組みが評価され、国際的な環境NPOであるCDPによる評価において、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー・ボード」に選定されました。
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