農林水産省と「建築物木材利用促進協定」を締結中高層木造建築物等の推進による木材利用拡大を目指して
2022年6月10日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)は、2022年6月10日、農林水産省と「建築物木材利用促進協定」を締結しました。
本協定は、令和3年10月1日の「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における⽊材の利⽤の促進に関する法律」施行に伴い締結が可能になった制度に基づくものです。事業者と国又は地方公共団体が協定を締結し、建築物における木材利用促進を図りながら、脱炭素社会・持続可能な社会の実現を目指します。
当社は本協定を通じて、木のイノベーションによる国産材利用の拡大、森林資源と地域経済が持続的に循環する「森林グランドサイクル®」の構築を進めていきます。
協定締結の目的
本協定は、当社の「中高層木造建築物等の推進による木材利用拡大」に関する構想に対し、農林水産省と当社が連携・協力した取り組みを促進し、その構想の達成に寄与することを目的としています。
協定締結の目的
- ・対象地域:全国
- ・有効期間:締結の日から、令和9年3月31日まで
(1)構想の内容
- ・木のイノベーションにより、木材の活用可能な領域・自由度を拡大させ、中高層木造建築物等での国産木材の利用を促進する。
- ・脱炭素社会の実現に向けた持続的な木材活用となるよう、地域産業の活性化や森林の保全、木のまちづくりを意図した、森林資源と地域経済の持続可能な好循環「森林グランドサイクル®」を構築し、その普及活動に努める。
- ・合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(以下、「クリーンウッド法」)第2条第2項に規定する合法伐採木材等を利用することにより、SDGsに貢献する。
(2)構想達成に向けた当社の取り組み
- ・建築事業主への木造・木質建築の意義・良さの理解促進を図る。
- ・建築事業主への木造・木質建築の創出機会と実現に向けたソリューションを提供する。
- ・建築事業主、地域の林業・製材関係者他のステークホルダーと連携し、中高層建築物の木造・木質化を実現する。
- ・都市での木造・木質化に関わる技術開発を推進する。
- ・クリーンウッド法に基づき合法性が確認された木材等の利用を推進する。
(3)農林水産省からの支援について
- ・構想の達成に向けて、当社に対して技術的助言や活用可能な補助事業等の情報の提供を行うとともに、本協定に基づく当社の国産材利用の取り組みに関する発信に努める。
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当社は、技術革新を通じて日本の木材利用を促し、低炭素社会の実現と、地方創生につながるまちづくりを進めています。
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