自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フォーラムに参画

2023年3月31日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、このたび、「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD:Taskforce on Nature-related Financial Disclosure)」の理念に賛同し、情報開示フレームワークの構築を支援するステークホルダー組織「TNFDフォーラム」に参画しました。

TNFDは、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Taskforce on Climate-related Financial Disclosures)」に続いて、2021年に設立された自然資本や生物多様性に関する企業のリスクと機会等の情報開示の枠組みを構築する国際イニシアティブです。
またTNFD は、2015年のパリ協定、2022年の国連生物多様性条約第15回締約国会議で定められた昆明・モントリオール生物多様性枠組、SDGsに沿って、自然を回復させるネイチャーポジティブに資金の流れを移行し、自然と人々が繁栄できるようにすることで、世界経済に回復力をもたらすことを目指しています。

環境との調和をもとに、持続可能なまちづくりを推進する当社は、2009年に環境方針を制定し、2020年からは、生物多様性を重要課題(マテリアリティ)として定めています。
生物多様性保全を目指す活動としては、2017年より「清和台の森づくり」の取り組みを進めています。これは兵庫県川西市清和台の丘陵地にある、敷地面積約8haの当社研修所内の森林・緑地の再生を通じて、森・人・技術を育て、持続可能な社会の実現に向けた社会課題解決につなげるものです。
また、千葉県印西市の当社技術研究所内に、お客様や社会の課題を多目的に解決するグリーンインフラと生物多様性保全の研究開発フィールド「調の森SHI-RA-BE®」を設けて、お客様や社会の課題解決に取り組んでいます。
当社は今後も様々な取り組みを進め、TNFDフォーラムの情報開示フレームワークに従って、ステークホルダーに情報開示を行うとともに、企業価値向上に取り組んでいきます。