生体情報と位置情報を活用しオフィス空間を評価するシステム「GISTA」を開発～職場環境や働き方に合わせた新築・改修提案で、個人と組織の生産性向上を支援～

竹中工務店（社長：佐々木正人）は、建物内における利用者の生体情報（心拍データ）と位置情報を測定し、データに基づいてオフィス空間を評価するシステム「GISTA（ジスタ）」を開発しました。本システムから得られるオフィス空間のデータを実測・分析・評価することで、お客様それぞれの職場環境や働き方、組織の特徴に合わせたオフィスの新築・改修提案を行うことに加え、利用者へのフィードバックにより個人の生産性向上をサポートします。10月より開始した「GISTA」を活用したオフィス空間評価ソリューションの提供により、個人と組織の更なる生産性向上に寄与します。

「GISTA」説明動画はこちらからご覧いただけます。

「GISTA」は、オフィスで働く方々にリストバンド型心拍計を装着していただき、それぞれのスマートフォンと連携させることで、生体情報（心拍データ）と位置情報を測定します。そして、サーバに送信された心拍データから集中度・ストレス度などの生体指標を算出※1し、位置情報と紐づけ、管理者はオフィス全体のデータを可視化・分析※2できます。また、個人ごとの分析結果を可視化する「GISTA」アプリ（本システムに搭載）を用いることで、利用者は自身の状態把握や行動変容に繋がるフィードバックを「GISTA」アプリと連携したスマートフォンで受けることができます（個人の生体・位置情報が他人に公開されることはなく、また個人を特定することもありません）。当社は、「GISTA」から得られるオフィス空間のデータを実測・分析・評価することで、更なる生産性向上につながるオフィスの新築・改修提案を行います。

生産年齢人口の減少により、人的資本の最大化がお客様にとって重要課題の一つとなる中、当社は今後、「GISTA」を活用して、お客様の生産性向上をサポートします。

これまで、アンケート調査などで定性的にしか行えていなかった組織の生産性評価について、「GISTA」を活用することによりエビデンスに基づいて定量的に評価することが可能になります。

集中度・ストレス度などの生体指標と執務場所などの位置情報を紐づけて分析したオフィス空間の評価が可能になります。執務場所ごとの集中度などの比較や分析結果をもとに、生産性向上へ向けたオフィスの新築・改修計画を提案します。

利用者は「GISTA」アプリ内で自分の集中度・ストレス度をはじめとする生体指標をリアルタイムで確認できます。曜日や場所ごとに自身の集中度・ストレス度などを確認できる振り返り機能やアドバイス機能もあり、一人ひとりが自分に合った働き方を知ることができます。さらに、他の利用者データと比較できるランキング機能を使用することで、楽しみながら生産性向上に取り組むことが可能です。