「竹中研修所 清和台の森」が環境省の「自然共生サイト」に認定昨年の「調の森 SHI-RA-BE®」に続き、当社として2例目

2024年02月27日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)が、生物多様性の保全を目的に維持管理する「竹中研修所 清和台の森」(兵庫県川西市)が、環境省の「自然共生サイト」に本日認定されました。今回の認定では、希少種を含む多様な生物種が生息する自然豊かな里山環境が明確な方針のもと維持管理されていること、社員研修や地域の連携にも利用されていることなどが評価されました。
なお、自然共生サイトへの認定は、昨年の「調の森 SHI-RA-BE」(千葉県印西市)*1に続き、当社として2例目となります。

「竹中研修所 清和台の森」について

兵庫県川西市中央部の丘陵地に位置する、敷地面積約8haある竹中研修所の緑地の保全・再生から始まった生物多様性実践・検証フィールドです。当社は、生物多様性に配慮したまちづくりにつながるモデルをつくる「清和台の森づくり」*2の活動を通し、持続可能な社会の実現を目指しています。

  • *2①従業員主導による整備・保全活動、②体験型研修、③研究開発・環境技術発信、④ステークホルダーとの連携・協働の4つの活動。
竹中研修所 清和台の森
竹中研修所 清和台の森
清和台の森づくりの将来像
清和台の森づくりの将来像

「自然共生サイト」について

環境省は、民間の取り組み等によって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定する仕組みを設け、2023年度から正式認定を開始しました。
自然共生サイトは、2030年に向けた生物多様性の保全や回復に関する国際目標であるネイチャーポジティブ*3や30by30*4達成のために、行政機関だけでなく民間企業などの生物多様性保全の取り組みを促進するための制度です。

  • *3生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを意味します。2022年12月に採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」において、2050年ビジョンである「自然と共生する世界」の達成に向けた短期目標として掲げられました。
  • *42030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標です。