持続可能なまちづくりを目指し、東京都国分寺市と地域活性化包括連携協定を締結公共空間を活用したまちの価値向上、公民学連携まちづくりの仕組み構築を図る

2024年4月19日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、東京都国分寺市(市長:井澤邦夫 以下、国分寺市)と、持続可能なまちづくりを目的に、2024年4月18日付で地域活性化包括連携協定を締結しました。公共空間(道路、水辺、公園など)の活用に関する研究・実践や、当社が開発を進める健康建築※1、グリーンインフラ※2の技術を通じ、国分寺市における公共空間を活用したまちの価値向上や公民学連携まちづくりの仕組み構築を図ります。

  • ※1これまでの建築づくりやまちづくりの枠を超えて、誰もが健やかで、心豊かに生きていける場所を築いていく取り組み。
  • ※2自然環境が有する多様な機能をインフラ整備に活用すること。
締結式(cocobunjiプラザ リオンホールにて)	(左)国分寺市 井澤邦夫市長、(右)竹中工務店 児玉正孝取締役執行役員副社長
締結式(cocobunjiプラザ リオンホールにて)
(左)国分寺市 井澤邦夫市長、(右)竹中工務店 児玉正孝取締役執行役員副社長

国分寺市と連携した今後の具体的な取り組み

(1)公共空間活用まちづくり(道路・水辺・公園・文化財など)

道路、水辺、公園等の公共空間を活用したまちの価値創造を推進する。当社の健康建築やグリーンインフラ等に関する知見を取り入れ、国分寺市の歴史、水、緑、水辺などの豊富な資源等を活かした高質で豊かな公共空間を創造し、市の魅力に昇華させることで、住みたい・働きたいまちを目指す。

(2)公民学連携まちづくりの仕組みづくり

市内の大学との連携も図り、公民学連携の仕組みづくりを目指す。アーバンデザインセンター※3など、まちづくり組織の設立も含めて検討する。

  • ※3公民学が連携してまちづくりを推進する組織。

背景・目的

国分寺市では、市庁舎周辺のまちづくりが概ね完了し、道路、公園、公共公益施設が集約された新しいまちが完成しました。加えて、市内には、武蔵国分寺や史跡地域といった歴史的な環境や、多くの緑が残る自然度の高いエリアがあります
当社は、公共空間を活用するノウハウの研究・実践や、健康建築、グリーンインフラなどの技術を生かした公民学連携によるまちづくりのノウハウの蓄積を通じ、高齢化や緑の減少、コミュニティ希薄化といった都心郊外地域の課題解決手法の研究・実践を行います。
これにより、公共空間を活用することによるまちの価値向上や、公民学連携の仕組み構築を図り、国分寺市の持続可能なまちづくりの推進に寄与していきます。

なお、本連携協定の締結は、島根県雲南市、埼玉県比企郡小川町、長野県塩尻市との「連携協定」に続き、当社が「まちづくり総合エンジニアリング企業」を目指す中での取り組みのひとつになります。