TNFD情報開示フレームワークに基づいた TNFDレポートを開示

2024年6月3日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD:Taskforce on Nature-related Financial Disclosure)が2023年9月に公表した「TNFD最終提言v1.0」を採用し、同年12月に「TNFD Adopter)※1」に登録しました。
このたび、当社グループが連携・協働し、TNFD情報開示フレームワークに基づいた活動をTNFDレポートとしてまとめ、本年5月31日に開示しました。
開示内容については以下をご覧ください。

  • ※1「TNFD Adopter」:TNFD提言に沿った情報開示を行う意思をTNFDのウェブサイト上で登録した企業・組織を指し、採用者は2024年度分または2025年度分のいずれかにおいて、TNFD提言に準拠した開示を行うことが求められます。
TNFDロゴ

持続可能なまちづくりを推進する当社では、環境との調和をもとに、1971年、設計図面用紙に「設計に緑を」のマークを標語に掲げ、環境への取組みを開始しました。2009年に環境方針を制定し、2020年からは、生物多様性を重要課題(マテリアリティ)の一つとして特定しています。
生物多様性の保全・回復を目指す活動としては、千葉県印西市の竹中技術研究所内に、お客様や社会の課題を多目的に解決するグリーンインフラと生物多様性保全・回復の研究開発フィールド「調の森SHI-RA-BE®」を設け、課題解決に取り組んでいます。2023年10月には、当社として初めて、環境省の「自然共生サイト※2」に認定されました。
また、兵庫県川西市にある清和台の丘陵地に位置する敷地面積約8haの当社研修所内においては、2017年より「清和台の森づくり」の取組みを進めています。この取組みは、森林・緑地の再生を通じて、森・人・技術を育て、持続可能な社会の実現に向けた社会課題解決につなげるものです。2024年2月に、「調の森SHI-RA-BE®」に続いて「自然共生サイト」の認定を受けました。

調の森SHI-RA-BE
調の森SHI-RA-BE®
清和台の森
清和台の森
  • ※2「自然共生サイト」について:環境省は、民間の取組み等によって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定する仕組みを設け、2023年度から正式認定を開始しました。

当社は、今後も竹中グループ一体となった様々な取組みを推進します。TNFDフォーラムの情報開示フレームワークに基づき、ステークホルダーに情報開示を行うとともに、企業価値向上に取り組んでいきます。