位置プラス「進捗管理」を大幅リニューアル建築工事の進捗実績を簡易に見える化し、管理手間を半減
2025年2月18日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)と竹中グループの朝日興産(社長:宮本靖雄)は、建設2024年問題へ対応するため、建築工事の進捗実績を部屋・部位毎に簡易に見える化できるアプリ 位置プラス®「進捗管理」を大幅リニューアルしました。位置プラス「進捗管理」は、2020年に位置プラスシリーズのアプリとしてリリースされ、(特許第7381373号)、これまで累計200現場での導入・活用実績があります。本アプリを実際に導入した現場からは、職員の周辺業務の手間を更に削減できるよう機能を拡充して欲しい、作業者向けの機能をよりシンプルに改善して欲しいといった声が寄せられており、こうした要望に対応するため今回のリニューアルに至りました。本アプリは、朝日興産を通じて外販しており、今後も販売先の拡大を図っていきます。
位置プラス「進捗管理」は、作業者がスマートフォン等で工事の作業実績を登録することで、進捗表(鳥かご表)/進捗図/進捗線の3つの管理図表を瞬時に作成し、工事関係者がリアルタイムで情報共有を行うことができるクラウドサービスです。マンションやホテル、病院等の部屋が多い建種の新築/改修工事の他、様々な用途の工事進捗管理で利用されています。これまでの導入現場のアンケートでは、若手工事管理者の進捗管理に関わる手間が平均47%削減される等、建設2024年問題の課題解決に効果を上げています。

リニューアルで拡充した主な機能は、以下の通りです。
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①進捗線のブロック矢印形式への変更(特許出願済)
これまで線分形式で各部屋・部位の完了割合のみを表示してきた進捗線画面を、ブロック矢印表記に変更しました。各部屋・部位の進捗状況について、一目でどの作業に問題が生じているのかを視覚的に把握できるようになり、より管理がしやすくなりました。 -
②出来高(出来形)集計・出力(特許出願済)
作業者が登録した進捗実績を月毎にまとめて作業別・協力会社別にエクセル出力することができます。20日締め、末日締め等、月毎の集計の区切りは任意に設定でき、各現場の請求タイミングに合わせた集計が可能です。出来高請求時の根拠資料として採用することで、手間の削減に繋がり、作業者にアプリへの作業完了登録を促す効果も期待できます。 -
③作業予定日管理機能の追加
各部屋・部位の個々の作業に対して、開始日、完了日を登録することができます。開始日、完了日を過ぎると、着手遅れ、完了遅れのアイコンが管理画面上に表示されるので、作業の開始・完了遅れの早期発見・フォローに繋がります。 -
④PDF登録/閲覧機能の追加
部屋・部位毎に任意のPDFを登録することができます。マンションやホテルの新築工事ではオプション表・間取図・仕上表を、部位毎の管理時には詳細図を登録・閲覧できるので、複雑な工事の進捗管理にも対応できます。 -
⑤スマートフォン向け画面の改良
作業者が登録・閲覧で利用する画面については、スマートフォン向け画面を準備したうえでユーザーからの意見を基にした改良を多数実施しています。建設現場の作業者が見やすくなり、極力少ないクリック数で登録できるように工夫を凝らしています。
両社は、今後もユーザー様からのご要望を基に定期的にサービスを改善することで、位置プラスシリーズの展開を通じて建設現場の業務効率化や生産性向上を図り、建設業全体の共通課題である2024年問題の課題解決やDX推進に貢献します。