渋谷区がシティダッシュボードに「ソーシャルヒートマップ®」を初採用~建築やまちに新たな魅力を創出する分析ツールの展開~
2022年04月05日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:佐々木正人)が開発したまちの魅力分析ツール「ソーシャルヒートマップ®」が、渋谷区のシティダッシュボード※1に初採用されました。
ソーシャルヒートマップは、人々が感じたことを自由に投稿するSNSなどのつぶやきから、まちに対する”ひとの想い”を把握し、その想いをまちづくりに活かすためのデータ集積と分析を行うツールです。
今回は、“ひとの想い”を反映したまちの特徴・特性を定量的に把握できることが、区内における“アメニティ性や生活の質”の向上につながると期待され採用が決まりました。
今後は、渋谷区エリアを中心に、ポップアップストア(期間限定店舗)などのイベントにおける反響分析・似た属性ごとのトレンドを掴む商圏分析・エリア間でのまちの特徴・特性に関する比較分析などを積極的に展開していきます。
ここでの知見を活かし、都心部を対象に、ひとの想い、行動・活動やまちの特徴に合った建築・まちづくりを提案し、新たな魅力の創出を目指します。
- ※1シティダッシュボード:
渋⾕区基本構想に掲げる7つのビジョンのもと、区の置かれている現状を、グラフや地図等で可視化します。区にかかわる多様な人々がデータを共に活⽤し、課題解決や施策立案につなげていく環境を整えていきます。
ソーシャルヒートマップの概要
ソーシャルヒートマップは、つぶやきの投稿カテゴリや投稿に含まれる感情の種類(ポジティブか、ネガティブか)、投稿ユーザーの属性、趣味・嗜好などを独自AIで推定し、自動でタグを付与します。そのタグを位置情報と紐づけてマップ上に「見える化」することで、ひとの想いを起点としたまちの特徴・特性を分かりやすく表現することが可能です。