

Loop Linear City
01新しい都市のカタチ
世界では気候変動や資源問題など様々な問題に直面している一方で、AIやモビリテイなど技術は驚異的に進化している。これからの都市はより柔軟に変化に対応しながら、様々な技術と共に自然と調和したサステイナブルなものである事が求められるだろう。有史以来続いてきた都市の歴史に新たな1ページを加える都市の新しい「カタチ」。
02“グリッド都市”から“線形都市”、“環状線形都市(LOOP LINEAR CITY)”へ
都市モデルの歴史は、古代より受け継がれるグリッド状に拡がる「グリッド都市」(GRID CITY)、近代で発明された線状に拡がっていく「線形都市」(LINEAR CITY)と続いてきた。風景や地形になじみ、柔軟に伸縮可能な次世代の都市モデルとして「環状線形都市」(LOOP LINEAR CITY)を提案する。
033つのアーキタイプ
環状線形都市を構成する3つの具体的な建築像として、足元の接地面を極力少なくし空に溶け込むような高層地区「HIGHRISE」と交通をスムーズにするための円形の橋「LOOP BRIDGE」、モビリティの運行よってエネルギーやサービスが提供される居住域「RESIDENTIAL AREA」を環状に配置する。
04時間のデザイン
地域の気候や地形と応答しながら都市を環状に展開し、モビリティによる公共サービスやエネルギーの供給を組み合わせる事で都市運営を効率化する。人や物の動きと合わせて可変する新たな都市の姿。
都市機能と人の移動を環状(LOOP)であることを活かして
モビリテイの運行スケジュールで効率化する
本提案は、東洋的ランドスケープと未来都市の調和をテーマに中国貴州省宜龍地区を対象に行われた、ハーバード大学都市計画学教授Peter.G.Rowe氏が審査委員長を務めた国際設計競技「Yilong Futuristic City International Design Competition」にて1184組の中から1位に選ばれた。
松岡正明
河崎菜摘
粕谷文