ワークライフスタイル
-ソトコミ®-
発想力の向上が期待できるソトコミ®
当社は、自席以外の場所を「ソト」空間と位置づけ、多様なソト空間の中から、気分転換やコミュニケーション、仕事、飲食等に適切な場を自ら選択し活動するワーク/ライフスタイルをソトコミ®と名付け、具体的なソリューションを提供しています。
ソトコミに必要なものとして、目的または行動に合わせた空間(ハード)と、その空間へ移動するきっかけとなる情報(ソフト)があります。移動したら、“すでに満席だった”、“暑かった/寒かった”、“雨だった”とならないために、ソトを使う人が使い方を決めるための情報が必要です。
ソトコミ®の情報提示システム
空間に設置した温湿度・風速などのセンサからリアルタイムに送られるデータをもとに、屋外の花粉飛散量や室内のCO2濃度などを可視化するとともに、ソト空間の温熱快適性を示す「ソトワーク指数®」を算出し、デジタルサイネージやスマートフォンなどに表示します。
ソトコミ®の効果把握
本システムの効果を把握するため、オフィスワーカーを想定した32人を対象とした被験者実験を実施しました。発想力やコミュニケーション活性度を測るテスト(「新しい〇〇(例、イスや枕、ハンガーなど)を考えてください」という問いに対して、被験者に制限時間内に何個でも自由に回答頂き、その結果で“被験者による自己評価”と“実験者による客観評価”を実施しました。回答の質は「新奇性」と「適切性」をそれぞれ0(全くない)~4(非常にある)の5段階で採点し、2者の和がその解答の「創造性」を示すものとしました。)では、一般的な屋内執務スペースに比べて、屋外コミュニティスペースでは成績が向上する傾向になりました。また、アンケート結果では、過半数の利用者が屋外コミュニティスペースの利用で知的生産性が向上したと回答しました。
ソトコミ®の適用プロジェクト
ソトコミは実証実験を経て、幅広い建種に適用されています。
まちづくりへの適用例(大阪ビジネスパーク)
集合住宅への適用例(パークシティ武蔵小杉ザガーデンタワーズ(イースト、ウエスト))
- 住戸内などの表示装置に分かりやすく見える化して窓開け行動や外出行動を促進し、エコで健康な生活をアシストするシステム。
商業施設への適用例(渋谷 パルコ・ヒューリックビル)
オフィスへの適用例(テイ・エス テック新本社ビル)
関連リリース
2016.08.02 新たなワークスタイルを促す空間デザインの効果を検証
2013.10.10 屋外スペースの有効活用を促す新システムを開発