深江竹友寮が集合住宅としては日本初となるWELL認証を取得

竹中工務店（社長：佐々木正人）は、この度、2019年竣工の当社教育寮、深江竹友寮（ふかえちくゆうりょう：神戸市東灘区）において、米国・健康建築性能評価制度「WELL Building Standard ^TM（以下、WELL認証）」^※1の「シルバー」ランクを取得しました。これまでの国内での取得実績はオフィス用途がほとんどであり、今回のWELL認証シルバー取得は、集合住宅としては国内で初の事例となります。
今後も、当社が従来から取り組んでいる「健築^®」の推進に加えて、WELL認証の実践による知見を活かし、健康面に配慮した建築（ウェルネス建築）の実現に向けて、ソリューションを展開していきます。

深江竹友寮は、当社の新社員全員が１年間入寮する教育寮であり、職場での実経験とならんで、当社の企業理念・竹中精神を日常生活を通して学び、社員としての基本的な心構えを身につける場です。また、団体生活を通して寮生相互の融和と人間関係の向上を図るとともに、共同生活の秩序規律と民主的協力関係、組織人としての自覚と自主的責任感の醸成等について学ぶところでもあります。旧寮の老朽化に伴う今回の建替えにあたって、当社の未来を担う新社員の心身の健康と豊かな生活環境の維持、そして寮生自身が健康や環境に対する感度を高め、能動的に環境づくりに取り組んでいく意識を育むことを期待し、今回の取得に至りました。
当建物は、集合住宅であると同時に、研修施設としての機能も備えています。その為、評価者であるIWBIとの協議において、集合住宅の評価項目に加えて、オフィスで適用される一部の項目についても必須項目として盛り込み、建物の特性に合わせた審査・評価を受けています。深江竹友寮での各コンセプトにおける主な取り組みは以下の通りです。