埼玉県比企郡小川町の築約100年の石蔵を改修したサテライトオフィス『コワーキングロビー NESTo』が5月10日オープン

2021年5月10日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、埼玉県比企郡小川町(町長:松本恒夫)、特定非営利活動(NPO)法人あかりえ(代表者:谷口西欧)、三協織物株式会社(代表者:横田一弘)および当社の4者から構成される石蔵保存活用協議会(会長:横田一弘)の一員として、小川町にある大谷石でつくられた築約100年の石蔵の改修を手掛けました。石蔵は、NPO法人あかりえ様の運営により、サテライトオフィス『コワーキング ロビー NESTo(ネスト)』として、5月10日(月)にオープンします。
当社と、小川町、NPO法人あかりえの3者は、持続可能な社会づくりや地域課題の解決に寄与・貢献することを目的とした「連携協定」を2019年11月14日付で締結し、森林資源や歴史的建造物、文化資源等の活用などについて検討を進めています。

コワーキングロビー NESTo
コワーキングロビー NESTo

今回の石蔵の改修にあたっては、当社は、まちづくり戦略室が中心となってプロジェクト監理を担当した他、構造設計に協力しました。サテライトオフィスとして安心かつ快適に使えるように、既存の木柱を撤去し鉄骨により補強することで、石蔵内の空間を広く活用できるようにしました。設計および施工は地元企業が主体となり、施設は、NPO法人あかりえ様が主体となって運営していきます。
当社は今後も、「まちづくり総合エンジニアリング企業」として、サステナブルな社会の実現に向けた取組みを推進していきます。

NESTo内でのオープニングセレモニー(5月8日)
NESTo内でのオープニングセレモニー(5月8日)

『コワーキングロビー NESTo』について

「NESTo」は、築約100年の歴史のある大谷石の石蔵を改修したサテライトオフィスです。コロナ禍の新しい働き方として在宅ワークやリモートワークなどオフィス以外での働く場所の在り方が見直されています。「NESTo」は、ワーカーのサテライトオフィスとしてはもちろんのこと、まちのロビーとして文化発信を行っていきます。地元組織、行政機関、民間企業とも連携して、地域の賑わいの核となるサテライトオフィスを目指します。
また「NESTo」では、町産材を地域内で循環させてエネルギー需給を促進するための仕掛けとして、町産間伐材の薪を利用した「薪ストーブ床暖房」を導入することで、地域循環の構築による持続可能な社会を目指しています。

サテライトオフィスのご利用に関しては、以下のURLをご参照ください。

所在地 埼玉県比企郡小川町大塚7-4
改修主体 石蔵保存活用協議会
(埼玉県比企郡小川町、三協織物、特定非営利活動法人あかりえ、竹中工務店)
運営主体 特定非営利活動法人あかりえ
設計 センティード株式会社(構造設計協力:当社)
施工 有限会社杉田工務店