埼玉県比企郡小川町、特定非営利活動法人あかりえ、竹中工務店3者による「連携協定」を締結~森林とまちをつなぎ、持続可能な社会づくりや地域課題解決を目指す~

2019年11月15日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:佐々木正人)は、埼玉県比企郡小川町(町長:松本恒夫 以下、小川町)と特定非営利活動法人あかりえ※1(代表者:谷口西欧、以下、あかりえ)と森林グランドサイクル®※2に関する取り組みを、緊密に連携しながら、互いの資源を有効活用し協働により推進することで、持続可能な社会づくりや地域課題の解決に寄与・貢献することを目的とした、3者による「連携協定」を2019年11月14日付けで締結しました。

連携事項は、以下となります。

  1. (1)森林資源を活用した地域活性化や関係人口の増加等に関すること
  2. (2)環境教育や啓発等に関すること
  3. (3)歴史的建物資源や文化資源等の活用に関すること
  4. (4)木質バイオマス発電やエネルギーの地産地消等に関すること
  5. (5)前各号に掲げるもののほか、森林グランドサイクルの推進、地域循環共生圏の構築及びSDGs(持続可能な開発目標)の達成に関すること

当社はこのたびの協定締結を踏まえ、木材の活用を一層推進し、森林資源の循環と地域経済の循環を構築するとともに、連携事項の実現に向け、新規事業の創出も視野に協働を推進していきます。
なお、本連携協定の締結は、2019年4月1日に締結した島根県雲南市との「連携協定」に続き、当社が「まちづくり総合エンジニアリング企業」を目指す中での取り組みのひとつとなります。

連携協定調印式(リリックおがわ にて)

連携協定調印式(リリックおがわ にて)

  • ※1特定非営利活動法人あかりえ:
    小川町とその周辺地域において、持続可能な社会の実現を目的とした学びと体験機会の創出を軸に、地方と都市の課題解決を図り、地方ならではの新しいビジネスと暮らし方の創出を目指す特定非営利活動法人。
  • ※2森林グランドサイクル:
    森林とまちをつなぎ、森林資源の循環と木材を活用した地域経済の循環を構築すること。当社の登録商標。

参考:小川町と連携した当社のこれまで取り組み

「木材活用」
当社が企画・設計監修を担当し、2019年3月に江東区深川地域の大横川沿いに、オープンした川床「かわてらす」に大横川の荒川上流に位置する小川町の檜を活用しました。同町の檜の活用にあたり、当社は、2018年12月、2019年1月に、深川の地域住民とともに、実際に川床で使用する森林の伐採、製材現場を視察し、川の上流下流の関係を紡ぐための意見交換会などを、小川町にて実施し、オープンを迎えました。

2019年3月30日、31日に、東京都江東区の深川公園で、当社が実行委員会のメンバーとして参画し、開催した「The 深川 WOOD Fes’19」では、「巣箱づくりのワークショップ」において小川町産の木材を活用しました。

川床「かわてらす」

川床「かわてらす」

「SDGs体感ツアー」実施
2019年10月26日、27日に、SDGsの核となる視点「自立分散、ネットワーク、循環・共生」を、小川町での暮らしやビジネスの中で、体現している実践者を訪ね、その交流から多様な暮らし方や価値観等を学び、自然の恵みを生かした持続可能なまちづくりの可能性と課題、パートナーシップの築き方について考えるツアーを、従業員とその家族を対象に実施しました。