建設残土緑化利用
緑となってよみがえる建設残土
背景
作業所から出る建設残土は有料で廃棄処分されています。一方、植栽工事に用いられる畑土等の客土材は購入されています。
概要
本技術は作業所より発生するさまざまな種類の建設残土に、肥料分を補ったり、根が張りやすい良好な粒径分布に揃えるなどの改良を加えて、植栽に適した良質な土壌を低コストでつくり出す技術です。残土の種類ごとの改良基準、植栽樹木の生育管理基準が用意されています。
特長
1. | 植栽工事に用いる建設残土は、作業所間の根伐り工事情報をもとに調達します。 |
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2. | 建設残土は、改良が難しいシルト質や粘土質土壌でも比較的安価に良質の植栽用客土に変わります。 |
3. | 残土の改良は作業所にて耕耘機を用いて行い、樹木の根系の大部分が分布する表層40~50cmの深さで主に化学性の改良を施します。 |
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建設残土改良土の育成効果
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事例
人工地盤植栽
東京都(1992)
実績 | 地下掘削土の人工地盤植栽への利用(2200㎡) |
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