既存ビルの屋上広場を新規に緑化する設計競技で、「環境に配慮した都市の生活空間および情報発信の場の創出」を謳った本提案が採用され実現しました。 130kg/㎡という積載荷重制限や屋上の風圧対応、さらには屋上避難広場の要件としての段差解消の課題を、薄層軽量性と耐風圧性を兼ね備えたグリーンカーペットを適用することで解決しました。

屋上に季節を織り込むため花や葉の色や香りなど観賞価値の高い8種類の植物を組み合わせた屋上緑化システム「グリーンカーペット^®」を採用し、横軸に芝生と空を映す集熱ダクトのガラスを、縦軸に四季折々に変化する草花を配置しています。敷地内外に対する景観形成、屋根スラブの温度上昇抑制、周辺に対する温熱環境改善を実現しています。