建物周辺の風環境解析
ビル風問題の解決と良好な風環境の創出
概要
都市の高層化・高密度化に伴い、建物周辺で風が強くなる「ビル風」問題はますます重要になってきています。 ビル風を未然に防ぎ、良好な風環境を創出するには、建物の計画段階から風環境の予測・評価を行い、建物形状や配置を再検討する、あるいは対策を施すなどの設計へのフィードバックが重要です。
特長
目的に応じた適切な手法で、風環境に関するコンサルティングを行います。
1.風洞実験による高精度な予測・評価
計画建物および周辺市街地の縮尺模型に自然の風に相似した風洞気流を当て、建物周辺やバルコニーなどの風向・風速を測定します。
現段階では、最も信頼性の高い予測手法です。
2.数値シミュレーションによる風の流れのビジュアルな予測・評価
3次元都市空間モデルを用い、風の流れを数値シミュレーションにより予測します。
3次元の風の流れを、ビジュアルに表現することができます。
3.簡易な風環境予測システムによる迅速な予測・評価
基本的形状の建物に関する風洞実験結果を用い、建物周辺において風速が増加する領域を概略予測します。予測精度は必ずしも高いとはいえませんが、短期間に低コストで予測でき、特に、設計の初期段階での検討に有効です。
|
|
|