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ソリューション

CLIS(クリスタルリキッドアイス)

CLIS(クリスタルリキッドアイス)はダイナミック方式の氷蓄熱空調システムで、低濃度ブラインのバイノサーム溶液をスーパーチラー内で過冷却し、100ミクロン程度の氷結晶を析出させます。この氷は氷蓄熱槽内に運ばれ、蓄熱されます。空調時は氷を溶かしながら氷蓄熱槽内から低温度の溶液を取り出して空調を行います。

CLISの特長

氷点下の低温で溶液を取り出せるため、エネルギー効率の高いシステムを構築でき、空調以外への利用も可能です。
蓄熱槽内で製氷しないため、フレキシビリティの高い運用が実現できます。
シャーベット状の氷は溶かしやすいため使いやすく、高密度熱搬送も可能です。

CLISの賢い使い方

低温の直接利用

氷の低温性を活かした、低温代温度差送風、VCSの高効率運転、低温空調(5~15℃)、外気処理、プロセス冷却などが可能となります。

複合熱源の低温化

他熱源からの温度レベルの高い冷水をCLISで低温化し、大温度差送水や低温送風を効率的に実現します。

熱回収

製氷時の排熱を温水供給に利用する経済的な運転モードです。朝方には暖房が必要だが、昼ごろには冷房が必要になるような建物では、朝の暖房時に蓄熱した氷を溶かして昼に冷房することが可能です。

同時蓄放熱

蓄熱しながら冷熱を取り出して空調できます。夜間の冷房負荷は小さいが24時間空調が必要な系統に向いています。

ウィークリー蓄熱

週末に大きな空調負荷が集中するような施設では、ウィークデイにコツコツと蓄熱し、週末に一気に取り出して使うことができます。

全蓄熱

全蓄熱空調システムは氷蓄熱と躯体蓄熱によるハイブリッド空調で、
 ・CLIS(クリスタルリキッドアイス)
 ・VCS(ベーパークリスタル)
 ・躯体蓄熱空調システム
の3つの技術から構成され、冷房負荷の半分を氷蓄熱、残りの半分を躯体蓄熱としてすべて蓄熱で空調を賄うシステムです。