水蓄熱システム
建物のデットスペース等を利用した水槽に冷水や温水を蓄え、必要な時に取り出して使います。冷凍機の高効率運転や熱回収など、空調システムの省エネルギーを図ることができます。
水蓄熱システムの事例
建物形状、負荷形態に合わせた最適な水蓄熱システムをご提供します。
縦型温度成層
セイコーエプソン千歳事業所
(北海道)
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高さ30m、貯水容量2000m3の温度成層蓄熱槽を地上に独立して設置しました。縦型としたことで蓄熱槽効率95%以上を達成し、熱源の高効率運転に寄与しています。
朝日新聞東京本社新館(東京)
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地下駐車場スロープの余剰空間を活かし、床面積100m2、深さ20m、貯水容量2000m3温度成層蓄熱槽を構築しました。有効貯水量当たりの建設費を、地下ピット型の1/3に抑えました。
新大阪第一生命ビル(大阪)
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水深の浅い標準的な地下ピット型の既存蓄熱槽を、効率的な温度成層蓄熱槽に改修することで蓄熱量を約1.5倍としました。
低温蓄熱
武蔵小杉タワープレイス
(神奈川)
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汎用ターボ冷凍機を用いて3℃の冷水を蓄熱することで、蓄熱密度を通常の180%に向上しました。外気処理空調系へ4℃の低温大温度差送水を行うことで、高い除湿能力を確保し、快適性を向上しました。
朝日新聞川崎ステーション
(神奈川)
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3℃の低温蓄熱とすることで蓄熱密度を高め、時間的な熱負荷変動が極めて激しい新聞印刷工場を的確に空調しました。
竹中工務店東京本店
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3℃の低温蓄熱により、9.5℃差の大温度差送水、11℃の低温冷風を行うことで、二次側搬送動力の大幅な省エネルギーを達成。