大規模地下工事のリチャージ工法での復水井戸が目詰まりの問題を解決します。
高速ろ過や真空膜脱気装置により脱気し酸化物や微生物発生を抑え、懸濁物を除去し目詰まりを防ぎます。
大規模な地下工事では、汲み上げた地下水の放流先確保や下水道料金節約のため、地下水を元の地下に還元するリチャージ工法が用いられています。しかし、地下水中に含まれる懸濁物質やリチャージ中に空気に触れて発生した酸化物や微生物が復水井の目詰まりを引き起こし、復水機能が低下するという問題がありました。
バッファータンク、高速ろ過装置、真空膜脱気装置で構成されています。脱気をすることで酸化物や微生物の発生を抑えつつ、地下水中に含まれる懸濁物質を除去し、復水井が目詰まりすることなく長時間連続して稼働することが可能です。地下に還元する水量が増えることにより工事排水が削減されて、下水道料金を大幅に抑えることができます。また、地下水を下水道に流さずに地下へ還元することで、周辺井戸の枯渇や地盤沈下等を防ぎます。
地下水中の懸濁物質を低減させ、目詰まりなしで連続運転が可能
・工事排水の下水道への流量を大幅に抑え、下水道料金を大幅に削減可能
・地下水を下水に流さずに地下に還元するため、周辺井戸の枯渇や地盤沈下などの防止に役立つ
汲み上げた地下水を効率的に処理する高通水性、低比重のポリエステル単繊維成形ろ材を使用したろ過装置です。
液体は通さず気体のみを透過させるガス交換膜を使用し、高い脱気性能を持つ膜脱気装置です。