医療施設向けシステム
院内情報システム
医療情報システムは、電子カルテを中心に、病状や治療内容、投薬状況など患者に関するさまざまな情報を一元管理するもので、医療ミスの防止による質的向上や病院経営の効率化を目指し、全国の医療施設で導入が進められています。
ベッドサイド端末によるサービスを中心とした患者支援システムでは、インフォームドコンセントや、インターネット利用やビデオ視聴など、患者の利便性・快適性の向上にも大きな役割を果たします。
平成22年2月、厚生労働省通達「診療録等の保存を行う場所について」の一部改正により、一定の条件下において医療情報の外部保存が認められ、クラウドサービス等の外部のシステムの利用が可能になりました。これにより、インフラコストの抑制と遠隔診断の促進などが可能になります。
高齢化の進展、医師不足・偏在化などが顕著になっており、医療・季語を受けられるような環境整備など、様々な課題へのひとつの解決アプローチとして、医療情報連携ネットワークの構築の取り組みも行われており、医療情報(電子カルテ、レントゲン・MRI・CT等の画像等)が共有されています。
患者の個人情報を取り扱うため、院内情報システム構築に当たっては、情報管理に細心の配慮が求められます。
誰に、どの情報を、どこまで開示するのかといった「セキュリティポリシー」の策定に参画すると共に、さまざまなシステムを機能的に整理し、将来を見据えた病院情報ネットワークを構築することで、建築とITが一体となった医療施設を実現します。
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ナースコールシステム
ナースコールシステムは、看護士のサポートが必要な際に、患者が病室内ベッドサイドのコールボタン等で呼び出すシステムです。呼出はナースセンターでの受付を基本としてきましたが、看護士が携帯するPHSでも応対可能なシステムが一般的となっています。
さらに、病院情報システムの中心である電子カルテシステム、オーダリングシステムや医事会計システムなどと連動し、点滴完了の事前通知や履歴情報の分析、入院病床の空き管理や廊下灯表示の自動更新など、患者に親切な「システム連動型ナースコール」へと進化しています。
情報デバイスもPHSではなくスマートフォンも採用され始め、患者と看護士とのコミュニケーションを深めることで、患者本位の医療をサポートします。
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ベッドサイドアメニティシステム
退屈になりがちな入院生活の娯楽であるテレビ、入院生活の中で知りたい情報を瞬時に知ることができるインターネット、院内の各種お知らせを提供するインフォメーション、電子カルテとの連携で診療記録等を閲覧といった多彩な機能を持っており、病院と患者様の相互コミュニケーション向上、患者様の満足度が高い環境をつくることができます。
このシステムの導入・運用、利用料金の回収などの業務を病院アメニティ設備のレンタル会社に委託することで、患者のアメニティ向上と病院の負担軽減の両立が可能です。
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