商業ビルの改修では「建物のイメージアップ」が最も重要です。 外装においては、新築時のコンクリート塗装仕上げから今後のメンテナンス性も考慮した石調仕上げシートに改修し、グレードアップを図りました。横強調のフロアラインを配置して単調になりがちな外装にアクセントをもたせています。 また、外部テナントサインは各テナントの個性を活かしながら統一したデザインに一新し、内照式にグレードアップしました。 内装はフロアの店舗構成に合わせた照明計画と同時にテーマカラーを決めて、基本意匠のなかで各階に特徴を持たせています。不特定多数のお客様が利用するトイレや内部サインについてもユニバーサルデザインの配慮をしています。 営業しながらの改修工事では工事着手前の調査、計画を十分に実施してから設計を行なうことが大切です。
安定感と清潔感のあるデザインの中にも、地域を考えたリニューアル
石調仕上げシートに横ボーダーを入れ、単調になりがちな外装に印象を持たせました。色選定は地域性を考慮して自然になじみやすい茶系ベースで、落ち着いた表情に仕上げました。
新築当時のルーバー付きの照明を和らぎのある光天井に、また、全体的に清潔感のある白をベースとし、各フロアのポイントカラーとコーポレートカラーで表現しました。
使い勝手に合わせた最も合理的な省エネルギー技術を採用
冬期の空調は、大容量の温水ポンプ電力が無駄に消費されていました。そこで熱源ポンプをインバータータイプに更新し、外気冷房主体の空調として省エネルギーを実現しました。
空調用ポンプのインバータ制御は、外気冷房利用時、小負荷での運転時間の長い商業ビルには特に有効な省エネルギー技術です。
インバータ対応型とすることで、小負荷時にも高効率な能力を発揮する冷温水発生機です。
警報管理、スケジュール発停他、各設備機器の効率的な運転・運用を支援します。